京畿道華城市雨汀邑(キョンギド・ファソンシ・ウジョンウブ)の旧米空軍梅香里(メヒャンリ)射撃場(クニ射撃場)が韓国少年野球のメッカとして造成される。華城市は約300億ウォンを投入して、来年末までに梅香里320−2周辺の24万2600平方メートルの土地に、少年野球団地を造成する計画だと、6日明らかにした。ここには、リトル野球場が4面、ジュニア野球場が3面、女性野球場が1面の計8面の野球場が造成され、室内野球練習場も1ヶ所建設される。
野球場が建設されるところは、梅香里射撃場の中のノンソム(爆撃場)と陸上射撃場97万平方メートルのうち、、昨年末、華城市と国防部の間で売買契約が交わされた58万平方メートル規模の平和生態公園の敷地だ。土地購入費は全体で775億ウォンであり、国が424億ウォン、華城市が353億ウォンを分担して、2018年までに分割して支払うことになる。歴史博物館や彫刻公園、梅の花の木の森などを造成する平和生態公園は、来年5月に着工し、2017年末に完成するのが目標だ。
華城市は当初、雨汀邑酒谷里(チュゴクリ)の廃棄物処理施設にリトル野球専用球場を造成しようとしたが、ここには工場設立の申請が多く、梅香里射撃場に変えた。華城市の関係者は、「梅香里の平和生態公園の中に、幼少年野球メッカが造成されれば、50数年間米軍爆撃場として傷ついた村が癒され、周辺の経済も活性化される効果があるだろう」と話した。
梅香里射撃場は1955年から米軍専用射撃場として利用されてきたが、砲弾が農家に着弾したり、射撃の騒音のため、住民が難聴に苦しむなどの被害が相次ぐと、2005年から射撃訓練が中止となった。華城市はここを2013年末までに、平和生態公園を造成する計画だったが、財政上の問題などから、2017年まで延期している。