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成氏との面談有無巡り二転三転の答弁、運転手の新証言で李首相

成氏との面談有無巡り二転三転の答弁、運転手の新証言で李首相

Posted April. 17, 2015 07:23,   

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「忠清道(チュンチョンド)の話し方がそうだ。すぐに話さなければならないが、忠清道の口調が場合によってそう聞こえる」

李完九(イ・ワング)首相は16日、国会対政府質問で、野党新政治民主連合の劉大運(ユ・デウン)議員に発言を覆したことを指摘され、このように述べた。李首相は、「『さて、どうでしょう』というそんな部分があるのではないか」と口調のせいにして攻勢をかわそうとした。しかし、李首相は国会対政府質問の最終日の同日も、「成完鍾(ソン・ワンジョン)リスト」問題に対する返答が二転三転した。国会対政府質問の4日間、このような混乱が繰り返された。

2013年の4・24再補欠選挙を控え、慶南(キョンナム)企業の成完鍾会長が李首相に会って3000万ウォンを渡したという成会長の側近の証言が公表されると、李首相の返答は二転三転した。記者団が15日、「成会長と忠清南道扶余(チュンチョンナムド・プヨ)の選挙事務所の別の部屋で会ったのか」と尋ねると、李首相は「40〜50人が集まって立錐の余地もなかった。状況が合わない」と反論した。

続く対政府質問でも、新政治民主連合の鄭成湖(チョン・ソンホ)議員が、「(成会長と)2人だけで会った事実はないのか」と尋ねると、「2人だけで私が特定議員に会って、そんなことはしない」と頑なに否定した。

しかし、東亜(トンア)日報が16日付で、李首相の運転手の証言から、2013年当時、成会長が秘書とともに李首相に会ったことを報道すると、李首相の発言は微妙に変わった。李首相は16日朝までは、記者団が「2人で会ったことはないということか」と尋ねると、「そうだ」とはっきり答えた。

しかし、その後の対政府質問で、李首相は面談の有無について、「覚えていない」と一歩後退した。劉大運議員が、「2人で会ったことが思い出せないということか」と再度尋ねると、「(選挙事務所では)多くの人が助けてくれている。(証言をした運転手は)その中の1人だ」とし、「昨日調べてみると、多くの人を記憶できていない。1、2人がそう言ったというので調べている」と述べた。成会長と別途会っていないわけではなく会ったのか、会っていないのか、分からないということだ。

同党の都鍾煥(ト・ジョンファン)議員が、「(首相は)4月4日に、成完鍾会長と2人で会ったことはないと言ったのではなかったのか」と問い詰めると、李首相は「ないと言ったのではなく、覚えていないと言った」と答えた。このことに対して「言葉遊び」という批判を受けている。

4日間の対政府質問が終わったものの、李首相をめぐる疑惑は解消されるどころか、関連報道が出る度に「発言変更」の説明だけが加えられたにすぎない。



hong@donga.com