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海外の春の祭り…タイやミヤンマーでは厄払いの水祭りが盛ん

海外の春の祭り…タイやミヤンマーでは厄払いの水祭りが盛ん

Posted April. 04, 2015 07:18,   

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海外旅行は事前準備がよくできているほど豊かになる。祭り旅行はなおさらそうだ。各国を代表する文化祭りの場合、時期をうまく合わせれば、無料で楽しめるところが多い。海外旅行で祭り情報は、すなわち、「無料入場券」ともいえる。

韓国が花祭りで賑わっている間、アジアの春は涼しい水を浴びせることから始まる。東南アジアは4月から5月にかけて、全て水関連のユニークなフェスティバルが次々と開催される。厄払いや無病息災、豊作を祈願する「儀式」だ。伝統文化が遊びに変わり、世界の観光客たちをアジアにひきつける魅力的なコンテンツに生まれ変わったのだ。

アジアの代表的水祭りには、タイのソンクラーンやミヤンマーのヤンゴンで行われるティンジャン水掛祭り、カンボジアのチェルトナム祭り、台湾やシンガポールの龍船祭り、中国南西部のシーサンバンナ水掛祭りなどが華やかで、見物の多い祭りといわれている。国籍や名前すら知らない旅行客らが、一しきり水争いをすれば、いつの間にか自然に友達になり、難なくコミュニケーションができる。かえって、いきなり水爆弾をうたれたと腹を立てたりすれば、皆を戸惑わせる状況が起きかねない。

春の祭りといえば、欧州も欠かせない。「祭りの大陸」といわれている欧州では、毎年4月、全身を刺激する音楽が響き渡る。若者たちに人気のあるロックやエレクトロ音楽、ジャズ祭りからヘンデルやモーチャルト、バッハなど、有名音楽家たちのクラシック祭りが、欧州全域で繰り広げられる。ドイツはクラシックの本家に相応しく、都市ごとに特定音楽家を打ち出したブランド祭りが多く、イタリアは、音楽と劇とが一つになったオペラ祭りが人気を集めている。

欧州の祭りを存分に楽しめるいくつかのコツがある。第1、自転車で移動するのがいい。欧州の祭りは都市全体を舞台に活用する場合が多い。短距離を便利に移動するためには、自転車がぴったりだ。第2、携帯用座布団や折りたたみ式椅子を用意しなければならない。町のいたるところで頻繁にゲリラ性文化公演が行われるため、何時、どこでも自由に休憩を取りながら、客席のように使える自分ならではの座布団や椅子があれば気楽だ。第3、人気のある芸術祭りなら、代表公演は必ず予約しなければならない。人気の高い代表公演なら1年前から売り切れになることもある。準備のできた人だけが、欧州祭りの醍醐味を存分に楽しむことができる。