コスダックの急上昇で６年９ヵ月ぶりに６５０Ｐ突破

店頭市場（コスダック）の疾走に憚りが無い。機関や外国人投資家の買い越しのおかげで、コスダック指数は６年９ヵ月ぶりに初めて６５０ポイントを突破した。総合株価指数（コスピ）も年中最高値を更新した。

コスダック指数は２５日、前日より９．１８ポイント（１．４３％）高の６５１．０５で取引を終えた。指数が終値基準で６５０ポイントを超えたのは、２００８年６月２日（６５１．１１）以降初めてのことだ。コスピは前日より１．５５ポイント（０．０７％）高の２０４２．８１で取引を終えた。

同日、コスダック指数の上昇を牽引したのは、７３３億ウォンを買い越した機関投資家と２０１億ウォンを買い越した外国人投資家だ。個人投資家は８９８億ウォンを売り越して、差益実現に乗り出した。しかし、今年のコスダック上昇を牽引したのは、個人投資家だった。今年、コスダック市場で個人の買い越し規模は３０２１億ウォンであり、機関（２８５２億ウォン）と外国人投資家（マイナス８９９億ウォン）を上回った。

コスダック指数の今年の上昇率は１９．９１％だ。同日、コスダックの時価総額は１７３兆７０００億ウォンと、昨年末（１４３兆１０００億ウォン）より２１．３７％伸びて、史上最高値を記録した。今年、コスダックの一日平均出来高も、昨年（１兆９７００億ウォン）より４７．２１％高の２兆９０００億ウォンで史上最高値だ。

一部からはコスダック市場が加熱局面に差し掛かっているのではないかという懸念の声も出ている。国内証券市場の信用融資残高は２４日基準で６兆３２５８億ウォンであり、このうちコスダックの信用融資残高は３兆３６９５億ウォンだ。借金をして投資する規模が有価証券市場を越えている。

minwoo@donga.com