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当惑した米、「AIIBの国際基準を整えるべきだ」

当惑した米、「AIIBの国際基準を整えるべきだ」

Posted March. 19, 2015 07:21,   

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米国は公に中国へのけん制に乗り出しながらも戸惑いを隠せずにいる。バラク・オバマ米大統領が中国けん制のために進めている「アジア重視政策」を直撃しかねないという見方も、米政府内から出ている。

ジェイコブ・ルー米財務長官は17日、米下院財務委員会の聴聞会で、「アジア内のインフラ開発需要があるだけに、AIIBの設立趣旨は認めるものの、AIIBが『高いレベルのグローバル標準』に適しているかどうかは見極めるべきだ」と付け加えた。

ホワイトハウスや国務部も援護射撃に乗り出している。ホワイトハウスのジョージ・アーネスト報道官は同日、定例ブリーフィングで、「(AIIBなど)いかなる新しい多国間機構でも、国際社会がすでに世界銀行やほかの地域の開発銀行に構築した高いレベルの基準を導入すべきだ」と主張した。ジェン・サキ国務部報道官は、「AIIBへの参加如何は韓国を含め、主権国が決める問題だが、参加国が先導して国際基準を導入するよう働きかけるのが重要だ」と口ぞえした。

しかし、米国内の一部の専門家らは、AIIBの設立について反対ばかりするよりは、米国に有利な方向にAIIBが設立されるよう、戦略を見直すべきだという声も少なくない。米財務部次官補を歴任したフレッド・バーグステン・ピーターソン国際経済研究所名誉所長は同日、ロイター通信とのインタビューで、「(AIIB体制の)外でぼやくほうが有効だと思えば、それこそ錯覚だ」と指摘した。



ddr@donga.com