
与党セヌリ党が旧正月休みを控え、10日製作した政策広報物(写真)の写真に対する関心が高まっている。
広報物の左上端にある写真には、昨年11月20日、大統領府で朴槿惠(パク・クンヘ)大統領が金武星(キム・ムソン)代表と握手した姿が写っている。金代表が明るい笑顔の朴大統領の方に若干上半身を傾け、手を握っている。当初実務チームは、金代表が国民生活の現場を訪れた時一人で写った写真を載せる計画だったが、最後の段階で調整された。金代表が直接、朴大統領と一緒に撮った写真に変更するよう指示したという。金代表の決定には、「増税なき福祉」を巡る論争で深まっている与党・大統領府間の葛藤解消の狙いがあったとされる。
与党関係者は、「金代表は与党と朴槿惠政権が運命共同体という強い認識を持っており、プライベートでも常に強調している」とし、「(公開的な)発言はしていないが、最近の状況のため、金代表はかなり頭を悩まされているだろう」と述べた。
以前にもセヌリ党の印刷物1枚が波紋を呼んだことがあった。12年7月当時のハンナラ党はセヌリ党へ名前を変えた後、党の冊子や広報物を交替したが、党関係者の連絡先がまとまった手帳の最初のページに、現職の李明博(イ・ミョンバク)大統領の写真が抜け議論になった。公には「実務チームの錯誤」と釈明したが、党が名実共の「朴槿惠党」になったことを裏付けているという見方もあった。






