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日本政府、人質解放の鍵を握るヨルダンと接触

日本政府、人質解放の鍵を握るヨルダンと接触

Posted January. 27, 2015 07:05,   

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日本政府が、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」に拘束されている後藤健二さんの救出に総力を上げているが、何の成果もなく時間だけが流れている。一部の国民は、政府の積極的な対応を求めてデモを行っている。

しかし、「イスラム国」が後藤さんとの交換を求めた女性テロリスト、サジダ・リシャウィ死刑囚がヨルダンに収監されており、人質の交換が実現するかは未知数だ。ヨルダンは、「イスラム国」に拘束された自国のパイロットを救うことが急務であるため、日本人の人質のために「特級テロ犯」を引き渡すことは現実的に難しいためだ。

ヨルダンの首都アンマンにある現地対策本部を率いる中山泰秀外務副大臣は26日、記者団に対して、「私たちは(人質の解放という)変わらぬ目標があり、絶対にあきらめない」とし、「最善を尽くす」と決意を新たにした。日本側は現在、人質の交換など様々な可能性を考慮に入れてヨルダン政府と接触しているが、ヨルダン政府はこれについて言及を避けている。米国も人質とテロ犯を交換することに反対しており、日本政府は困惑している。

最善を尽くすとしながらも何の進展もない「無気力な」状況が続き、感情表現を控える日本国民も政府を糾弾し始めた。25日午後、東京の首相官邸前では、市民100人余りが集まって「安倍晋三は健二を救え!」と書かれたプラカードを持ってデモを行った。

一部のデモ隊は、「I AM KENJI」(私はケンジ)」というプラカードを掲げ、注目を引いた。このスローガンは、フェイスブックなどソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)を中心に広がっている。