
オーストリア北部のアドルフ・ヒトラーの生家がオーストリア政府の「悩みの種」になっていると、BBCが29日、報じた。建物が3年以上空き家になっているうえ、「ネオナチの巡礼の地」として注目され、欧州各国から追従者が集まっているためだ。
ヒトラーは1889年4月20日、オーストリアのブラウナウ・アム・インにあるサルツブルガー・フォアシュタット15番地で生まれた。税関職員だったアロイス・ヒトラーは、ここにある旅館に3週間滞在してヒトラーを産み、ヒトラーが3才になった年にここを去った。
小さな村であるブラウナウ・アム・インは、ヒトラーの生家があるという理由で、欧州内の極右団体の関心を集めている。地元の住民は、自分たちがヒトラーの子孫と見なされることを快く思っていない。
オーストリア内務省は、ネオナチがこの建物を使用することを阻止するために1972年から賃貸してきた。一時、障害者のためのリハビリセンターとして使われたが、2011年からは空き家状態だ。建物の持ち主であるゲルリンデ・フォーマー氏が、建物の内部構造の変更やリモデリングに強く反対しているためだ。
このためオーストリア政府は建物の持ち主に毎月5000ユーロ(約670万ウォン)の賃借料を払いながらも活用できずにいる。2012年にロシアのある政治家が、「建物を買い取って壊す」と公言したが、実現しなかった。オーストリア政府は建物を反ナチス記念館や移民者支援センターとして使用することも考えたが、失敗に終わっている。






