イ・ミヒャンが優勝、ＬＰＧＡツアーミズノクラシック

かわいい容姿のイ・ミヒャン（２１＝ボルビック・写真）は、明るい性格の持ち主だ。昨年、米女子プロゴルフ（ＬＰＧＡ）ツアーで稼いだ賞金が６万９０００ドル（約７５４５万ウォン）に過ぎなかった彼女は、このうち１０００ドル（約１０９万ウォン）を、米地元の貧しい人たちのために寄付した。また、母校の咸平（ハムピョン）ゴルフ高校にも、奨学金を伝えた。

国産ゴルフボールメーカー・ボルビックのムン・ギョンアン会長は、「小さい時からミヒャンを見てきたため、喜んでスポンサーになることを決めた。いつも明るいミヒャンに、笑いながらゴルフをやってもらいたかった」と話した。

９月のレインウッドクラシックで記録した６位タイが個人最高成績だったイ・ミヒャンが、ＬＰＧＡツアーデビュー３年ぶりに初優勝した。

イ・ミヒャンは９日、日本の三重県志摩市の近鉄賢島ゴルフ場（パー７２、６５０６ヤード）で開かれたミズノクラシック最終３ラウンドで、５回の延長戦という接戦の末、イ・イルヒ（２６、ボルビック）と香妻琴乃（日本）を抜いて優勝した。優勝賞金は１８万ドル（約２億ウォン）。

先頭に１打差遅れた４位タイで３ラウンドを開始したイ・ミヒャンは、同日、３打を減らし、最終合計１１アンダーパー・２０５打で、ラウンドを終え、同打を記録したイ・イルヒや香妻と延長戦に突入した。

３人の選手は、１８番ホール（４０５ヤード）で行われた１、２回目の延長戦で、軒並みパーを記録し、３回目の延長戦では、軒並みバーディーを記録した。４回目の延長でも、軒並みパーを記録した。運命の５回目の延長で、イ・ミヒャンは、２番目のショットをホールの６０センチの傍に落とし、簡単にバーディーを取って優勝した。イ・ミヒャンの優勝で、韓国ナデシコらは、今年のＬＰＧＡツアーで１０勝目を記録した。

イ・ミヒャンのほか、イ・イルヒが準優勝、チェ・ウンジョン（２４＝ボルビック）が４位タイを記録するなど、ボルビックが後援する選手らがこの大会で、大勢上位圏に躍り出た。