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野党の中道派議員ら、新非常対策委員会の中道派排除を批判

野党の中道派議員ら、新非常対策委員会の中道派排除を批判

Posted September. 24, 2014 09:39,   

新政治民主連合の文喜相(ムン・ヒサン)非常対策委員長体制が、発足早々から「親盧系(盧武鉉元大統領系)一色」の議論に巻き込まれている。親盧系リーダーの文在寅(ムン・ジェイン)議員や汎親盧系の丁世均(チョン・セギュン)議員が合流したのに、中道派人物らは排除されたからだ。

趙慶泰(チョ・ギョンテ)議員は23日、ラジオでのインタビューで、「今の非対委は、親盧系や強硬勢力の付き添いに過ぎない」とし、「我が党が撤廃すべき一番最初の課題は、覇権化した親盧系・強硬派らを追い出すことだ」と話した。前日の記者会見で、「特定派閥の覇権勢力は、モラルハザードが激しい」と批判してから、その翌日に、「親盧系」に狙いを定めたのだ。趙議員は、親盧系・強硬派と手を組む政党の姿に、未来などない」とし、「全面的・破壊的な再創造に取り組むべきだ」と強調した。

中道派の金榮煥(キム・ヨンファン)議員も、ラジオ番組で、文喜相非対委の構成について、「アフリカ付属国家でもあるのか。派閥の首長らを座らせておいて、派閥政治を打破すると主張している」と批判した。金議員はさらに、「文喜相非対委員長体制で、文在寅議員(非対委員)が全面的に浮上し、『文・文の両輪体制、双文洞体制』となった」とし、「親盧系・強硬派一色」と直撃を飛ばした。

中道派グループの「民主党政権のための会(民政会)」所属の金星坤(キム・ソンゴン)、金東迵(キム・ドンチョル)、柳成葉(ユ・ソンヨブ)議員は同日、文委員長に会って、非対委の構成や運営の問題点について指摘し、中道派非対委員の参加を要請した。文委員長は、中道派の非対委員の参加如何について、「適切な時期が来れば、検討しよう」と話したという。

権魯甲(クォン・ノガブ)常任顧問など東橋洞(トンギョドン)系も同日、文委員長との昼食で、中道派人物の追加投入を提案した。権顧問は、文委員長に、「民主党はもともと、『中道右派』政党だったし、文委員長は、中道の重要性について誰よりもよく知っている」と話した。文委員長は、前向きな反応を示しながら、「内部で、非対委員は『現役』だけで構成することに決めた」と伝えたという。李訓平(イ・フンピョン)元議員は、「最高委員を務め、釜山(ブサン)で立て続けて3回当選した趙慶泰議員が適任だと思う」と話した。