中国の習近平国家主席が、訪韓期間中、ソウル新羅(シルラ)ホテル(ソウル中区東湖路)に泊まることが伝わり、新羅ホテルへの中国政府の愛情が再び注目を集めている。
ホテル新羅は1990年代前半、両国が国交を交わしてから、中国国賓の常連の宿舎となっていた。しかし10年以降、しばらく足が遠のいた。同年11月11日、主要20ヵ国首脳会議への出席のために訪韓した中国の胡錦濤前主席とその一行が泊まっていた20〜22階で、9時43分から6分間、停電事故が起きたためだ。戸惑った中国の警護員らは、テロ犯の侵入の可能性に備えるため、暗闇の中で、一騒ぎとなった。
この事故をきっかけに、中国の国賓らは一時、ホテル新羅に泊まらなかった。事故直後の同月27日に訪韓した戴秉國当時の国務委員は、ロッテホテル(ソウル中区乙支路)に泊まり、12年3月、核セキュリティサミットへの出席のため、ソウルを訪れた胡主席は、江南区奉恩寺路(カンナムグ・ボンウンサロ)のコエックスインターコンチネンタルホテルに、旅装を解いた。
ロッテホテルからインターコンチネンタルホテルへと宿舎が変わったことと関連し、「エレベーター事故説」が出回ったこともある。11年5月、韓中日通商閣僚会議への出席のため、ロッテホテルを訪れた陳鄹銘商務部長が乗っていたエレベーターが、いきなり止まったのだ。しかし、ロッテホテルはこれを公式に否定している。
今回、習主席が再び、ソウル新羅ホテルに泊まり、中国とホテル新羅とは再び、かつての「仲良し」時代へと戻る雰囲気だ。業界の関係者は、「新羅ホテルは、ソウル広場周辺に位置しているほかの特急ホテルとは違って、デモ隊の遮断や警護などが容易だ」と、再び選ばれた背景について説明した。
一方、5月に訪韓した中国の王毅外交部長は、駐韓中国大使館で、李富眞(イ・ブジン)ホテル新羅社長と会って、李健熙(イ・ゴンヒ)会長の安否を尋ねるなど、格別な関心を示したりもした。






