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金正恩も気兼ねする北朝鮮の組織指導部

Posted June. 26, 2014 03:09,   

北朝鮮労働党の組織指導部が金正恩(キム・ジョンウン)政権下で党、内閣、軍を統括する最高の権力機関として確実な地位を築いた模様だ。昨年12月、張成沢(チャン・ソンテク)氏の処刑を主導し、同党行政部との権力争いで完勝した組織指導部は、金第1書記に進言し、妹金汝貞(キム・ヨジョン)を組織指導部の副部長に就かせた。

組織指導部が主要権力を掌握しているだけでなく、政策決定や人事など政治懸案問題でも絶大的な権力を振るっている中、専門家の間では「組織指導部が金正恩を背後で操っている」という見方まで出ている。北朝鮮情報に詳しい消息筋は25日、「組織指導部が金正恩唯一体系の確立」と「金正恩補佐」を大義名分に振りかざして要職に同部の幹部を配置して組織を支配し、集団権力体制を構築している」と話した。

叔父の張成沢氏の問題でも金第1書記は、最初は死刑まで考えていなかったが、組織指導部が強く進言したという。張成沢氏の容疑内容が処刑するほど重くないと考え、叔母の金敬姫(キム・ギョンヒ)氏の同意を得て、張氏に対する取調べと処罰を承認したが、組織指導部と国家安全保衛部の拷問で張氏が自供し、罪名が追加されると金第1書記が死刑を指示したという。