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ベルギー戦の日にネットでは「文学ワールドカップ」

ベルギー戦の日にネットでは「文学ワールドカップ」

Posted June. 19, 2014 04:12,   

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史上初のワールドカップ遠征ベスト8入りを狙う韓国サッカー代表チームが組別予選を通過するかどうかは、27日(現地時間26日)のベルギーとの試合で決定するとみえる。この日、韓国とベルギー代表がベスト16進出をかけて対決するもう一つのワールドカップが行われる。

12日に開幕した「文学ワールドカップ(WCL)」だ。ウェブサイト「スリーパーセント」が行う文学ワールドカップは、ワールドカップ・ブラジル大会の出場32ヵ国の代表小説をトーナメント方式で対抗させ、優勝者を決める大会だ。スリーパーセントは、英米圏以外の文学作品を英語に翻訳して紹介するサイトで、米ロチェスター大学の非営利文学出版社「オープンレター」が運営する。

韓国代表は、作家金英夏(キム・ヨンハ)氏の「光の帝国」(2006年)。対するベルギー代表は2011年に国内でも翻訳されたディミトリ・フェルフルストの「残念な日々」だ。

このような対決が実現したのは、文学ワールドカップの独特な対陣編成による。文学ワールドカップは、組別リーグはなく32強戦からトーナメントを行う。この時、ワールドカップ・ブラジル大会の同じ組の4ヵ国の代表作のうち国際サッカー連盟(FIFA)のランキングが最も高い国と最も低い国の作品を対抗させ、残る2国の作品を対抗させる。

H組ではベルギー(11位)と韓国(57位)、ロシア(19位)とアルジェリア(22位)が戦う。16強戦からは、ワールドカップと同様にH組1位とG組2位、G組1位とH組2位が対抗し、各組1、2位はFIFAランキングで決める。

勝敗は審判を務めるサイト運営者が両国の代表作を比較し、サッカー競技のスコア形式で点数をつけ、これに対するオンライン賛否投票の結果に基づいて勝敗を決める。18日現在、審判レビューの点数が出たのは5試合。

ブラジルの「ブダペスト」(シコ・ブアルキ)がカメルーン「夜の暗い心臓」(レオノラ・ミアノ)を4—0で、日本の「1Q84」(村上春樹)がコロンビアの「私の悲しい売春婦の記憶」(ガブリエル・ガルシア・マルケス)を1—0で下した。リアルタイムで集計されるオンライン投票は、審判の意見に対する賛成票が圧倒的に多かった。

今年初めて文学ワールドカップを企画したスリーパーセント側は、「女子ワールドカップが開かれる来年には、女性作家の文学作品で同じ方式で文学ワールドカップを開く」と予告した。