中国シンクタンク「韓国戦争は北の南侵」初めて認定

中国の代表的な政府系シンクタンクである中国社会科学院が、北朝鮮の南侵によって６・２５戦争（韓国戦争）が勃発したことを初めて認めた。社会科学院は昨年１２月に発行した「アジア太平洋地区発展報告（２０１４）」と題した報告書の中で、「朝鮮（北朝鮮）がソ連の支持と（ソ連から）強要された中国の黙認のもとで、軍事行動を開始した」と記述していることが６日明らかになった。中国政府のシンクタンクが韓国戦争が北朝鮮による「南侵」で始まったことを歴史的事実として認めたのは初めてのこと。

報告書は、「１９５０年、北朝鮮は軍事力と経済力で絶対的な優位を占めていた。北朝鮮は、中国の抗日戦争に参加した戦闘経験者が多かったのに対して、韓国は警察が殆どで、軍隊建設が比較的遅れていたたため、戦闘力がなかった」