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カップル向けSNS「ビトウィーン」、ダウンロード数500万件を突破

カップル向けSNS「ビトウィーン」、ダウンロード数500万件を突破

Posted December. 19, 2013 03:15,   

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ソウル大学電気工学科出身の青年事業家・パク・ジェウクVCNC代表(28)が、友達4人と一緒に作った世界初のカップル専用のソーシャルネットワークサービス(SNS)・「ビトウィーン」が話題に上っている。

ビトウィーンは11年11月にモデル(ベータ)バージョンを公開してから2年後の18日、計500万のダウンロード件数を記録した。現在、サーバーに累積されたメッセージの伝送量は約105億件、累積写真の電送量も1億2000万件に上る。

発売当時から、外国語のほか、英語や日本語、中国語のサービスを開始し、海外のユーザーらも多い。昨年7月、25%ぐらいだった海外ユーザーの割合は、現在40%を越えている。来年は、国内外のユーザーの割合が、半分ずつになる見通しだ。

17日、ソウル江南区駅三洞(カンナムグ・ヨクサムドン)の事務所で会ったパク代表は、「メッセンジャーの洪水の中で、2人だけのプライバシーを捜し求めていたカップル客らをターゲットに据えた戦略が的中した」とし、「2年間で、我々が期待していたものより、一際熱い反応を示しており、私も驚いている」と話した。

誰とも自由に会話ができる一般的なSNSメッセンジャーとは違って、ビトウィーンは、閉鎖型だ。ユーザーらは、仲睦まじく使うことができるが、友人の後をついて加入するいわば、「ネットワーク効果」を享受することができず、VCNCは、事業拡大に少なからぬ困難を経験した。そのため、周辺からはすぐ潰れるだろうと心配したが、「見込みがある」というダウムコミュニケーションのイ・ジェウン創立者の励ましを受け、パク代表と4人の友人らは元気付けられた。

実際、サービスが成功裏に定着すると、ビトウィーンの事業モデルを真似たサービスが次々と現れた。昨年4月は、米シリコンバレーの起業インキュベーター機関「ワイコンビネーター」出身の人たちも、カップル専用SNSを披露した。にもかかわらず、パク代表は、あまり気にしていないという。

「米国、中国などからも同様のサービスが多く登場しているが、我々は、『世界初』というタイトルのおかげで、最も多いユーザーを確保しています。メッセンジャーの特性上、一度加入したユーザーは、簡単にほかのメッセンジャーに移ることがなく、忠性度が高いほうです」

ユーザーが伸び、ビトウィーンは、今年初めて収益を上げた。ウェディング業界から映画や公演、レストラン、旅行、テーマパークなど、恋人らを客にするさまざまなメーカーが、次々と広告したいと申し込んできている。特に、カップルだけをターゲットにする広告チャンネルがなく、主に、ウェディング雑誌などにマーケティング費を使ってきたウェディン業界が、ビトウィーンの活用に積極的だ。日本最大手の広告代行会社・電通も、コラボを提案してきており、現在、日本現地での事業を一緒に準備している。

パク代表は、「広告が主な収入源だが、うちの客には、広告とともに必ずクーポンなどの恩恵を提供することを原則としている」と話した。

1990年代、恋人らが交互に書いていた「交換日記帳」を思わせるビトウィーンは20日、サービスをアップグレードし、「カレンダー」機能を新設する予定だ。ここに、誕生日や主要記念日などを入力し、それにあわせたプレゼント推薦サービスやプレゼント機能などを追加する計画だ。

年明けに、ビトウィーンを活用して、さまざまなコンテンツやアプリ(応用プログラム)をサービスできるフラットフォームも準備している。パク代表は、「来年、800万〜1000万件のダウンロードを達成すれば、フラットフォームの役割を十分果たすことができるだろう」とし、「我々と一緒に、夫婦や家族に成長した恋人らのための『夫婦SNS』、『家族SNS』などの機能も引き続き追加していく計画だ」と語った。