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ソウル大司教区長「司祭は政治問題に直接関与してはならない」

ソウル大司教区長「司祭は政治問題に直接関与してはならない」

Posted November. 25, 2013 04:08,   

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カトリック正義具現司祭団の全羅北道(チョルラブクド)地域司祭らが朴槿恵(パク・クンヘ)大統領の退陣を要求し、延坪(ヨンピョン)島砲撃事件関連で問題発言をして波紋を広げている中、カトリック教会のソウル大司教区長は24日、司祭に役割について「一般信徒教令」などを根拠に、「政治的、社会的問題に直接関与してはならない」との見解を表明した。司教区は異なるが、韓国カ

大司教区長の廉洙政(ヨム・スジョン)大司教は同日正午、ソウル明洞(ミョンドン)聖堂で行われた「信仰の年」閉幕ミサでの講論で、フランシスコ法王の言葉を引用し、「政治とは共同体の善を求める愛の表現であるため、政治参加も重要な奉仕になり得る」と話した。

しかし廉大司教は、一般信徒と司祭の役割には一線を画した。大司教は、「一般信徒は現世の秩序を改善するのが固有の任務で、日常の家庭と社会の中で政治家は政治家として、教師は教師として、自分の暮らしを通じて主の福音を証明しなければならない」とした上で、「司祭はお言葉と聖司を通じて信者に道徳的、霊性的に支えなければならない」と強調した。

また「カトリック教会の教理としては、司祭は政治的、社会的に直接関与することを禁じている。政治構造や社会生活の組織に直接関与するのは、教会の牧師がすることであって、この任務を主導的に行うのは一般信徒の使命として強調している」と話した。

さらに「法王ヨハネ・パウロ2世も『司祭の職務と生活指針』の中で、聖司や社会活動に積極的に関わることによって教会的親交の分裂を引き起こしかねないことを警告している」とし、「司祭が熟慮しなければならない部分だ」と助言した。

大司教は、「法王フランシスコは、今の世界の危機は、ミサ参加率、告白聖事率、教会にへの尊敬心の不足ではなく、人間自体、すなわち神様を抜きにして何かを成し遂げたいとする欲望だとして指摘している」とし「自分が神様のように行動し判断しようとする傲慢と独善の方がもっと問題だ」と説いた。