ドイツ・ブンデスリーガーのバイエルン・ミュンヘンは12年10月29日を忘れられない。
ミュンヘンは12〜13シーズン、29勝14分け1敗でリーグ優勝を獲得した。無敗の優勝を狙ったが、同日レバークーゼンに1対2で負けて、「完璧な優勝」という夢は破られた。しかし、その後ミュンヘンは15日現在まで無敗行進(37試合)を記録している。今シーズンも10勝2分けでリーグ首位をキープしている。ミュンヘンの攻撃手のトーマス・ミュラーは14日、ドイツ・ビルト紙とのインタビューで、今シーズンの無敗行進への欲心を隠さなかった。ミュラーは、「(無敗優勝が)簡単ではないが、確実に達成するほどの価値があることだ」と話した。ミュンヘンはミュラー(5ゴール)をはじめ、得点2位(8ゴール)につけているマリオ・マンジュキッチの活躍に支えられ、昨年よりさらにしっかりした戦力を構築し、無敗優勝に一歩ずつ近づいている。
今シーズン欧州のサッカーリーグが3分の1以上終わっている状況で、無敗を記録しているチームはミュンヘンだけでなく。ミュンヘンをはじめ、ビックリーグの3チームが敗北は我関せずと首位をマークしている。
スペイン・プリメーラリーガの首位FCバルセロナ(12勝1分け)が代表的なチームだ。昨シーズン32勝4分け2敗でリーグ優勝に輝くバルセロナは、今シーズンを控えてブラジルの新星ネイマールを迎え入れて戦力がさらに強くなった。最近、主な得点源のリオネル・メッシ(8ゴール)が負傷で振るわないでいるが、ネイマールが(4ゴール)が序盤の低迷から脱し、得点砲を稼動している。
昨シーズン、18勝8分け12敗でリーグ6位につけたイタリアのセリエAのASローマは、今シーズン、無敗のチームの衣替えした。ローマは開幕後、リーグ最多連勝記録の10連勝をマークしていたが、ここ2試合でいずれも引き分けを記録して、10勝2分けと上昇傾向が頓着している状況。ローマは今シーズンを控えて、守備主のメディ・ベナティアとマイコン、GKのモルガン・デ・サンクティスを迎え入れて守備が強化された。特に、中核攻撃手であり主将の37歳のペテラン、フランチェスコ・トッティ(3ゴール)が引退を見送りにしてチームをけん引しているのも影響が大きい。
フランスリーグ1位のパリ・サンジェルマン(PSG)も9勝4分けで無敗チームに仲間入りした。昨シーズン優勝カップを手に入れたPSGの今シーズの強みは、強く攻撃力だ。世界最高の攻撃手の1人と評価されるズラタン・イブラヒモビッチ(8ゴール)とエディンソン・カバーニ(9ゴール)を前面に押し出し、2位のリル(15ゴール)12ゴールも多い27ゴールを記録している。どこのリーグ、どこのチームが最も長い期間無敗行進を続けるか見守るのも今シーズン欧州サッカーの興味深い観戦ポイントだ。






