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優しい母とカリスマ・コーチ、2つの顔のチョン・ジュウォン

優しい母とカリスマ・コーチ、2つの顔のチョン・ジュウォン

Posted November. 12, 2013 03:37,   

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「娘とひとつのベッドで遅くまで寝坊して、ブランチを食べました。喉が少し痛いと言っていたから、これから病院へつれていくつもりです」携帯電話の向こうから聞こえてくる声が平凡な母親の日常のように幸せそうに聞こえてきた。この人が本当に前日、バスケットボール場のベンチで喉が張り裂けそうに選手らを激を飛ばしていた人なのかと思うほどだった。

2つの顔の主人公は女子プロバスケットボール・ウリ銀行のチョン・ジュウォンコーチ(41)だ。昨シーズン、ウリ銀行の優勝の主役のチョンコーチは、10日、春川(チュンチョン)で開かれたシーズン開幕戦で接戦の末、新韓(シンハン)銀行を下して初勝利をあげた後、1日の休暇を得た。ソウル広津区九宜洞(クァンジング・クウィドン)の自宅で小学校3年生の一人娘のスビンちゃん(9)と3週間ぶりに同日午後11時ごろ再会。「おかあさんに会えると思って、眠らないで待っていたんです。11日が小学校の抽選日で学校へ行かなくてもいいというから本当によかったです」

ウリ銀行の体育館があるソウル城北区長位洞(ソンブクグ・チャンウィドン)とチョンコーチの自宅は、渋滞がない時は車で20分もかからない距離。チョンコーチは、「選手が合宿するのに、コーチだけが帰るわけにはいかない。今シーズンはウィ・ソンウ監督が代表チームを引き受けたので、責任感がさらに大きかった」と説明した。仕事と育児を並行するのはチョンコーチにも簡単ではない。「学校の行事に来てほしいと言われてもごめんと言ったり、わたしに会いたくて独り静かに家で泣いていたという話を聞いた時は胸が痛みます。幸い、いつの間にか成長して理解してくれました。先週末は舅に父と母と一緒に来てねと言われたら、お母さんは忙しいから無理って言ったそうです」チョンコーチはシーズンの間は殆ど自宅に帰れないので、娘は家から歩いて5分のところに住む姑が面倒を見ている。チョンコーチは、「母という理由でチームで特別待遇を望まない。同じコーチであるだけだ。ただし、これまでは私一人だった女性コーチが今シーズンは5人へ増えた。独りで感じていた負担感を少し分けることができたので一層気が楽になった」と言って笑った。

1998年結婚したチョンコーチは、03年の妊娠中にも国際大会に出場したことはよく知られている。シーズンを控えて、選手を教えていたとき、右手の小指が骨折したこともあった。15日はチョンコーチの誕生日だが、同日試合があるため、パーティーは他国の話だ。「週末に試合が多くて、休暇を取るのは難しそうです。今晩別れると、娘にまたいつ会えるか…」