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三星—LG電子、アップルのように開発者会議を開く

三星—LG電子、アップルのように開発者会議を開く

Posted October. 23, 2013 05:55,   

WWDC、I/O、ビルド(Build)。

情報技術(IT)に関心がある人なら、すぐ分かるこれらの用語は、それぞれアップル、グーグル、マイクロソフト(MS)の開発者会議を意味する。開発者会議は本来、企業がITプログラマーに新しいソフトウェアの技術を公開する場として始まったが、今は一般ユーザーまで魅了する大型祭りになった。1599ドルのアップルのWWDCのチケットが毎年闇取引で2倍以上の価格で売られる一方、900ドルのグーグルのI/O入場券は1時間も経たないうちに売り切れになったりする。

三星(サムスン)電子とLG電子が今月末、米サンフランシスコで第1回開発者会議をそれぞれ開く。両社は今度のイベントを通じて最新技術を紹介し、米国のシリコンバレーの優秀な開発者を自社の生態系へ引き込む計画だ。

三星電子は27〜29日(当地時間)、ユニオンスクエアホテルで「三星開発者会議(SDC)」を開催する。三星電子は毎年スペインのモバイル・ワールド・コングレス(MVC)と世界主要国で無料で開発者会議を開いてきたが、有料で単独行事として開催するのは今回が初めてだ。行事のチケット価格は299ドル。先月末からオンラインで事前参加登録を受け付けている。

今度の開発者会議は、モバイル、テレビ、ゲーム、ウェブなど多様なカテゴリーの30のセッションで進められる。三星電子のスマート機器に最適化されているサービスやアプリケーション(アプリ、応用プログラム)開発のケースを共有し、開発者のためのソフトウェア開発キット(SDK)も公開する予定だ。スマートフォン業界の関係者は、「三星電子が自体運営体系(OS)の『タイゼン』を公開する可能性が高い」とし、「三星電子が単独の開発者会議を開くと、グーグルとの緊張感が高まるだろう」と予想した。

LG電子も29日(当地時間)、Wホテルで第1回開発者会議の「LGディベロッパ」を開く。他の企業の開発者会議と違って、無料で進められる。LG電子はスマートフォンをリモコンのように使える「Qリモート」用SDKの紹介にたくさんの時間を割く予定だ。QリモートはLG電子が世界で初めてスマートフォンに適用した機能だ。開発者はQリモートSDKを活用してキャラクターリモコン、高齢者のための大字リモートなど、多様なリモコンを作ることができる。

また、開発者が作ったアプリを適用して使ってみることができるように、1ヵ月間、スマートフォンを貸すイベントも進める予定だ。開発者が「G2」「Gプロ」など、LG電子のスマートフォンを無料で使用し、アプリをスマートフォンに提供した時に現れる問題点を予めチェックできるようにしたのだ。

IT業界の関係者は、「アップル、グーグル、MSなど、これまで世界開発者会議を開いてきた企業はほとんどソフトウェアに強い米国の企業だった」とし、「三星電子とLG電子のようにハードウェア中心の国内企業が米国現地で関連行事を開くのは相当な意味がある」と話した。