8日午前2時20分ごろ、ソウル永登浦区楊坪洞(ヨンドゥンポグ・ヤンピョンドン)4街の路地。環境美化員(道路清掃人)のパク某さん(54)は、5トンの緑色の清掃車の運転席に座っていた。他の環境美化員2人は、路地の片隅に集められているゴミ袋8個を車に乗せた後、車の後部に立ったまま乗り込んだ。その時、パクさんはあるコンビニから出たパク某容疑者(19)を偶然目にした。黒ずくめの格好に帽子を深くかぶったパク容疑者は客に偽ってコンビニへ入り、ナイフで店主を脅した後、35万9000ウォンを奪って出てきたところだった。しばらく後、コンビニの店主が急いで走ってきて、「強盗に襲われた。通報してくれ」と叫んだ。パク容疑者ももう遠くへ逃げ出していた。
これを見たパクさんは果敢に清掃車の方向を変えて、逃げ出すパク容疑者を追いかけた。パクさんはコンビニの店主から「ナイフを持っている」と聞いても、かまわなかった。後ろに乗っていた環境美化員は首をひねった。普段行く道でもなく、車の速度も普段より速かったためだ。パクさんは約1キロほど追いかけてパク容疑者を追い越した。その後、車を止めて降りた後、パク容疑者の胸ぐらを掴んだ。その間に到着した警察はパク容疑者を現行犯逮捕した。
パクさんは16日、本紙との通話で、「当然のことをしただけだ。いざ捕まえてみたらまだ子どもだったので、気が楽ではなかった」と話した。追撃戦については、「毎日乗っていた車で、毎度通り過ぎる道なので…」と言って照れた表情を見せた。
ソウル永登浦警察署は、パク容疑者を特殊強盗の容疑で拘束したと、16日発表した。警察の関係者は、「環境美化員の方が凶器があることを知りながらも、勇敢に追いかけた」と話した。






