Go to contents

[オピニオン]安倍夫人の涙

Posted October. 11, 2013 03:34,   

日本の安倍晋三首相の昭恵夫人は、松崎昭雄・森永製菓元社長の娘だ。大学卒業後、広告会社の電通で働き、1987年、安倍晋太郎元外相の息子である安倍氏と結婚した。福田赳夫元首相が仲人だという。この結婚は、政界と財界の有力一族の結合として注目された。

◆昭恵夫人は韓流に関心が強い。ドラマ「冬のソナタ」にはまって韓国語の勉強を始め、簡単な対話ならできる。2006年、安倍首相とともに訪韓した時は、ソウルのクァンヒ小学校を訪問し、教科書の詩を読んで話題になった。鞖勇俊(ペ・ヨンジュン)、パク・ヨンハ、李炳憲(イ・ビョンホン)のファンで、「ヨン様」が日本に来れば、彼に会うために同じホテルに泊まったりもした。

◆先月21日、日比谷公園で「日韓交流おまつり」が開かれた。このイベントに参加した昭恵夫人は、金泰煥(キム・テファン)議員、李丙鏻(イ・ビョンキ)駐日大使など韓国の人々に「私が韓国関連のイベントに参加すると、インターネットで悪く書かれ、本当に残念です。気持ちを分かってもらえない」と話した。目は涙ぐんでいたという。今月6日、日本時事通信とのインタビューでは、嫌韓意識を持った一部の日本人が韓国ミュージカルの観覧(今年5月)や「日韓交流まつり」の出席を非難したことについて、「互いに相手を批判するだけでは、悪循環が続く」と述べ、韓日関係改善の重要性を強調した。

◆2007年9月に首相を辞任した後、昨年12月に再び首相になった安倍政権の発足後、韓日関係には冷たい風が吹いている。過去を直視しない安倍首相や日本政権勢力の責任が大きいが、冷たい関係が長く続くことは両国いずれにも望ましくないことは事実だ。客観的に相手の事情を理解する人々が自国で居場所がなくなる現実は憂慮される。昭恵夫人が夫の歴史認識に影響を及ぼすことは難しいが、阿部首相が夫人が韓日関係の悪化にこれ以上涙ぐむことがないようにすることを願うことは空しい期待だろうか。

権純活(クォン・スンファル)論説委員 shkwon@donga.com