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韓・ベトナム、来年中の高いレベルのFTA妥結で合意

韓・ベトナム、来年中の高いレベルのFTA妥結で合意

Posted September. 10, 2013 03:39,   

韓国とベトナムの両国の首脳が、9日、来年中に高いレベルでの包括的な自由貿易協定(FTA)を妥結することで合意した。

ベトナムを国賓訪問中の朴槿惠(パク・クンヘ)大統領は同日、ベトナム・ハノイでチュオン・タン・サン・ベトナム国家主席と首脳会談し、「共同反映に向けた首脳の共同声明」を発表した。

両首脳は、20年をめどに両国間貿易額700億ドルの達成を目指すことで合意した。昨年に200億ドルを達成したことからすると、現在の3倍以上に増やすことになる。両国は、目標達成に向けて、FTA締結の時期を来年に前倒しすることにした。両国は12年からFTA交渉を始めたが、締結目標が決まらなかったが、今回朴大統領の強力な要請で締結年度が決まった。

朴大統領が力を入れてきたエネルギー部門の3大建設事業も、受注に向けて大きな前進があった。両首脳は共同声明で、「双方は韓国の原発開発の経験と技術を共有するのが、ベトナムの原発産業の育成に貢献することであるという認識を共にした」とし、「ベトナムでの原発開発のため、持続的に協力することにした」と明らかにした。

双方は、ユンカッ石油備蓄事業とベトナム南部地域の火力発電所の建設事業に韓国の企業が参画できるように支援することで合意し、韓国企業の参画が事実上確定した。36億ドル規模のルンプ3石炭火力発電所には、大林(テリム)と東西(トンソ)発電が建設・運営への投資を提案しており、1億5000万ドル規模のユンカッ石油備蓄事業は大韓石油公社とベトナム石油公社が協議を進めている。

韓国は、セマウル運動をモデルにした「ベトナム幸福プログラム」とベトナム科学技術研究院(V−KIST)の設立を積極的に支援するなど、ベトナムが20年に現代的な産業国入りを実現できるよう積極的に協力することを決めた。

ベトナムは、北朝鮮の核兵器開発が韓半島や東アジア、世界平和と安定に脅威になっているという認識を共にし、韓半島信頼プロセスと北東アジア平和協力構想への支持を表明した。