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朴大統領、キム代表の手を取って国政難題を解かなければ

朴大統領、キム代表の手を取って国政難題を解かなければ

Posted August. 28, 2013 03:33,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は、当選者だった昨年12月31日、「今後国会を尊重する大統領になり、野党と与党が力を合わせて新しい時代を切り開けるよう努力する」と述べた。しかし、言葉と現実は違った。その日処理する予定だった2013年新年度予算案は、最終的に与野党の意見が一致せず、憲政史上初めて年を越すことになった。東亜(トンア)日報は1月2日付の社説で、「朴当選者は、李明博(イ・ミョンバク)大統領のように意識的に『汝矣島(ヨウィド)政治』を遠ざけるのではなく、議員一人ひとりに誠心誠意説得する努力が必要だ」と強調した。

朴大統領は26日、「民生会談に関しては、いつでも与野党指導部と会って話し合う考えだ」と述べた。「民生」という条件をつけて、民主党が要求する「談判」と与党セヌリ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)代表が仲裁した「3者会談」を事実上一度に拒否したのだ。民主党のキム・ハンギル代表が27日、「国家情報院大統領選挙介入問題を話し合う2者会談を先に行ない、朴大統領が提案した『民生会談』を後に行なう」という提案を出したが、大統領府は反応を示さなかった。いつまで大統領府と野党が仲違いを続けるのか、国民はただもどかしい。

来月の定期国会で政府の経済、民生関連法案が通過するには、朴大統領が野党を包容する必要がある。いくら「汝矣島政治」が嫌でも、国政を導いて行かなければならない大統領として避けられない関門だ。野党が反対すれば1つの法案も可決できない。「ミスター苦言」の趙舜衡(チョ・スンヒョン)元議員は、「大統領の成功の条件は『汝矣島政治』と距離を置くことではなく、妥協の政治に転換して国民統合を引き出すことだ」と強調した。キム代表が国会に戻る名分を与えてこそ、キム代表も場外闘争にこだわる強硬派を説得して国会に戻り、国政を論じることができるだろう。それが民主党の変化を誘導する方法であり、汝矣島政治を変えることにつながる。

無理な条件を突きつけて市庁前にテントをはる野党の強硬場外闘争に拍手を送るわけではない。大統領責任制で政治的難題を解決するなら、最終的に大統領が出るほかない。野党にまず手を差し出して退路を開く気配りが、まさに政治であり、大統領のリーダーシップだ。朴大統領はキム代表が出した手を取ることを望む。本当に国民のための政治をするならできないことはない。