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富川の漫画創作スタジオ、漫画界の「泰陵選手村」

富川の漫画創作スタジオ、漫画界の「泰陵選手村」

Posted August. 05, 2013 07:38,   

漫画家らは京畿道富川市遠美区上洞(キョンギド・プチョンシ・ウォンミグ・サンドン)の韓国漫画映像振興院内の漫画ビジネスセンター(130人)から自動車の10分のところにある遠美洞漫画創作スタジオ(170人)に入居して作業をする。出版漫画、ウェブトゥーン、学習漫画、キャラクターなど、多様な分野の作家をバランスよく選別して選んだ。「伝説の拳」「風呂の神様」「ピーターヒストリア」がここで作られた。

ウェブトゥーン「ドクター・プロスト」の作家、イ・ジョンボムさん(31)は、08年夏、膝の下まで浸水したソウル合井洞(ハプジョンドン)の作業室で漫画を描いた。締め切りに追われていたため、感電の危険の中で作業をするしかなかった。09年、ここで夢見ていた作業室を得た。彼はここを「漫画界の泰陵(テルン)選手村)」と呼んだ。「国家代表選手が一堂に会して運動をしていると、種目が違っていても、見ているだけで勉強になります。集まっているだけでも、自然にテクニックを伝授し、『上向き平準化』が行われます」

ウェブトゥーン「来い!コンビニ」の作家、チ・ガンミンさん(34)は、「作業過程を喜んで公開し、ノウハウもお互いに共有しながら『一緒に育とう』という雰囲気が定着している」と話した。集まっていると、自ずと競争にもなる。うまくいっている同僚漫画家の中古車が高い車に買い替えられたり、身なりが変わるたびに刺激を受けるという。ある漫画家は、「成功した漫画家は必ずその風を吹かすが、それを見ながら覚悟を決める」と打ち明けた。

何と言っても個性の強い漫画家が集まって、気づかい合いながら暮らすのが最高の長所だ。忙しい時に仕事が集中すると、手の空く隣の部屋の漫画家に分けてあげるという。「お金になる仕事」の情報だけでなく、漫画家をたかる「ブッラクリストの業者」も知らせ合って、追加の被害を防ぐ。

キャラクター「イヤギグン&ムンク」の作家、ハン・ソンミンさん(38)は、「漫画家は孤立したところで作業するため、外へ出なくなるが、集まって作業するここが唯一社会性を育ててくれるところだ」と話した。ウェブ・トゥーン「ガッ・オブ・ハイスクール」の作家、パク・ヨンジェさん(32)は、「私のところを訪れてきたファンが他の作家が好きだと言うと、連れていって紹介してあげる。他の作家が私の作品が好きなファンを連れてくる時はさらに意欲がわいてくる」と話した。

漫画選手村への入所は簡単でない。空き室ができても、3〜4倍の競争に勝ち抜かなければならない。既存の入居漫画家も2年ごとに作品の結果物と地域社会への貢献度を評価してもらって、低い点数が出ると、退所を余儀なくされる。漫画家を支援する専担弁護士や会計士もいて、仕事を受注してくるコーディネーターまでいる。ただし、富川市が運営しているため、昼間にのみ冷房と暖房が稼動され、主に夜間に作業する漫画家は不便を訴える。

入所8年目の「強暴乱舞」の作家、イム・ソクナムさん(42)は、「ここがいつの間にか予備漫画家には必ず入所しなければならない『夢の空間』になった。いつかは後輩に部屋を譲って離れるだろうが、ここが懐かしくなるだろう」と話した。