Go to contents

中国、中国軍の遺骨引き取りを推進

Posted July. 26, 2013 03:11,   

한국어

朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が訪中した先月29日に中国政府に提案した中国軍遺骨送還に対して中国主務省庁である民政府が、「外交部など関連省庁と適切な方法を協議して引き取りを推進する予定だ」と明らかにしたと、中国メディアが伝えた。中国政府が、朴大統領の提案を受け入れる方向で話し合われていることを示唆する内容であり、注目される。

北京の「新京報」は25日、「民政部—360柱の支援軍遺骨、適切に引き取り」というタイトルの記事を掲載した。民政部新聞弁公室担当者が、「烈士(中国軍)遺骨の安置と褒揚は、優撫安置局で担当する」とし、「今回の遺骨送還の提案は社会各界が注目する重大な懸案であるため、民政部は外交部など関連省庁と協議して適切な引き取りを推進する予定だ」と明らかにしたと、同紙は伝えた。民政部の公式の立場ではないが、内部の協議が進行中であることを示唆している。この懸案は民政部だけでなく外交部と人民解放軍も関係がある。

中国政府がこの提案を熟考する理由は、波紋が大きいためだ。国内世論の注目度が非常に高い事案であるだけでなく、中韓、中朝関係にも影響を与える。引き取りは、北朝鮮が1990年代半ばから事実上活動を停止させている軍事停戦委員会を経由するという遺骨送還規定も適用されなければならないなど、1953年の停戦協定の影響も受ける。

民政部は2011年8月1日に「烈士褒揚条例」を改正し、海外烈士記念施設保護管理業務を遂行してきたと、同紙は伝えた。最近数年間、全国人民代表や中国人民政治協商会議委員、学者も海外に埋葬された中国軍の遺骨の「安葬(丁重に埋葬する)」問題に関心を示してきた。中国内の韓国戦争の戦死者墓地は遼寧省瀋陽と丹東、湖北省の赤壁の3ヵ所にあると同紙は付け加えた。

新京報と香港「鳳凰周刊」によると、海外に埋葬された中国軍の遺骨は11万5217柱と推定され、99%が韓国戦争時に戦死して韓半島に埋葬された(11万4000柱・推定値)と伝えた。残りはベトナム戦争の時、秘密裏にベトナムを支援するために派兵されて戦死した1117柱、他の地域に100柱ある。