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大統領選で2度も審判を受けた親盧系の反省を欠いた暴言

大統領選で2度も審判を受けた親盧系の反省を欠いた暴言

Posted July. 16, 2013 07:15,   

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2007年の大統領選が終わった1週間後に、安煕正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事は、自身のホームページに「私たちは廃族です」で始まる文章を掲載した。朝鮮(チョソン)時代の実学者、丁若饁(チョン・ヤクヨン)が自らの境遇を廃族(先祖が大きな罪を犯したため、子孫が出世できなくなった家柄のこと)と表現したことにちなんで、大統領選の敗北について、痛烈な自己反省のつもりで書いた告白だった。当時、民主党は、530万票という過去最大の票差で負けた。事実上、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権に対する国民の審判だった。0

「廃族」という言葉まで使いながら姿勢を低くしていた親盧系は、盧前大統領の自殺を契機に、再び頭をもたげ始めた。親盧系は、モバイル投票で盧前大統領の秘書室長だった文在寅(ムン・ジェイン)氏を大統領候補に担ぎ上げるのに成功したが、またも本番で負けた。民主党は、大統領選で敗北した後、動員で泥まみれになったモバイル投票を自ら廃棄処分した。親盧系は、大統領選で負けていながらも、反省どころか、暴言を連発している。親盧系の座長と言える同党の李海瓚(イ・ヘチャン)常任顧問は14日、朴槿恵(パク・クンヘ)大統領を名指しして「あんた」と呼び、「朴正煕(パク・チョンヒ)が誰に殺されたのか」と暴言を吐いた。同党の洪翼杓(ホン・イクピョ)議員の「鬼胎(最初から生まれるべきでなかった人)」発言による混乱が辛うじて収まろうとしていた翌日のことだ。

9日には、同党の文在寅議員も、「昨年の大統領選は大変不公正に行われたし、その恩恵を朴大統領が受けた」と述べ、選挙結果への不服が親盧系の一般的な雰囲気であることを見せ付けた。選挙結果を否定する親盧陣営の態度は、国家情報院の選挙介入疑惑捜査の結果が出る前から繰り返していた常連のメニューだ。民主党の大統領選挙評価委員会が今年4月、選挙敗北の責任者として親盧系の人物を特定すると、彼らは即座に反撃に出た。

親盧陣営は、昨年の大統領選の票差が108万で、5年前の5分の1に減ったのだから、「廃族」に対する国民の審判は終わったと自ら正当化しているのかもしれない。だが、民主党の大統領選評価委員会は、文議員の得票のうち45%は、安哲秀(アン・チョルス)氏支持派から来ていると指摘した。親盧系の暴言攻勢とNLLを巡る混乱の中で、むき出しに大統領を狙った暴言を連発しているのは、来年の地方選挙を意識した支持勢力の結集を狙ったものだという見方も出ている。

親盧陣営に問う。本当に国家情報院の職員がネットに書き込みをしたために、昨年の大統領選で負けたと考えているのか。反省しない親盧系に再び振り回されては、民主党の未来はない。