下着大手のサンバンウル、下着にデザイナー実名制導入

デザイナーの実名が入った下着が登場した。「トライ（ＴＲＹ）」で有名な下着メーカーのサンバンウルは一般ランジェリーから機能性下着、パジャマなど今年市販されるファッション下着の商品のラベルに担当デザイナーの名を入れ始めたと、２９日、発表した（写真）。かつて一部ファッションメーカーらが品質を保証するという意味でデザイナーの名を入れる場合があったが、下着に入れられるのは異例のことだ。特別なデザインが要らない白の基本ランニングシャツなど一部商品を除いて全てデザイナーの名が入れられる。

サンバンウルの異例の試みには不況との関係がある。ファッションブランドが相次いで下着市場に進出しているため、下着専門メーカーとして商品力を強調する必要性が高まったためだ。サンバンウルの関係者は、「自分の名をかけて商品をデザインするだけに、デザイナーの士気が高くなり、消費者にはきちんとした下着を作るというイメージを構築できると期待している」と話した。