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[社説]韓米首脳は金正恩に強いメッセージを送るべきだ

[社説]韓米首脳は金正恩に強いメッセージを送るべきだ

Posted May. 04, 2013 03:03,   

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朴槿恵(パク・クンヘ)大統領とオバマ米大統領との初の首脳会談が7日、ワシントンで開かれる。朴大統領の海外歴訪の初訪問先で、韓米同盟60周年を迎えて開かれるだけに深い意味がある。米国は国賓訪問でないにも関わらず、朴大統領に上下院合同会議での演説機会を与える手厚く礼遇した。駐韓米国大使館に掛かっている大型垂れ幕には「還暦を迎えた韓米同盟2013、60年の反映の同伴者」と書かれ、両国の期待を示している。

朴大統領は韓米関係を回復させた李明博(イ・ミョンバク)政府の外交資産を受け継いだ。だが、sべての国がそれぞれの国益を追求する冷酷な外交舞台において、友好的な雰囲気は必要条件ではあるが十分条件ではない。首脳外交の成敗は、実質的な成果が出せるかにかかっている。朴大統領にとって国際舞台で何度も向き合うことになるオバマ大統領と初の首脳会談の成功が、今後4年間の順調な同行につながる。

韓米が抱えている最大の共通課題は北朝鮮に触発される危機の解消である。北朝鮮も首脳会談の結果を固唾を呑んで見守るはずだ。韓米首脳は、金正恩(キム・ジョンウン)に核武装と挑発を諦め、対話に出るよう強いメッセージを送るべきだ。北朝鮮に、それだけが生きる道であることを認識させる必要がある。韓米首脳が北朝鮮問題で確固とした連携を取ってこそ、同盟の価値が光を放つ。

韓米首脳は、東アジアの未来にも影響を与えるだろう。日本の安倍首相は歴史問題での「逆走」で波紋を広げている。習近平中国国家主席は「新型大国関係」を掲げているが、周辺国との新たな関係設定に苦心している。中国と日本も、今回の会談を注視するだろう。朴大統領は、対北朝鮮政策である韓半島信頼プロセスとともに北東アジア平和協力構想であるソウルプロセスについてオバマ大統領に説明する予定だ。オバマ大統領の「アジア重視」(pivot to Asia)政策とも繋がっている。両首脳が手を携えれば北東アジアの安定にも貢献できるだろう。

韓米間の二国間懸案も疎かにできない。韓米は、先日、2014年で期限切れとなる原子力協定の満労時期を2年延長し、今年6月から3ヵ月置きで協定改正を巡る交渉を行うことで合意したが、その場しのぎだ。この際に具体的な解決策を探らなければならない。朴大統領の訪米には、内容と規模で最大と言える51人の経済使節団が同行する。韓米同盟60周年を祝う経済的成果もたくさん引き出すことを期待する。