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G2の蜜月?  米中、北朝鮮核と為替政策で共感

G2の蜜月?  米中、北朝鮮核と為替政策で共感

Posted March. 16, 2013 06:54,   

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スタートしたばかりの米中両国の指導部間で協力ムードが高まり、韓半島問題などの解決に向けた新たな糸口への期待が高まっている。様々な国際問題の解決に中国の協力が必要な米国と、新指導部の権力安着に好意的な国際政治の環境を望む中国の利害関係が合致した結果とみえる。

米国のオバマ大統領は14日、中国国家主席に選出された習近平総書記に祝賀の電話をかけた。ジェイ・カーニー米大統領報道官は、「習主席が新しい職責に就任したことを祝い、米中関係の未来について話し合った」と明らかにした。

カーニー報道官は、「オバマ大統領は、アジアと世界で経済や安全保障の挑戦に直面しており、中国との実質的な協力が重要だという点を再確認した」と強調した。

オバマ大統領は前日、米ABC放送に出演して、中国の北朝鮮政策の変化に期待を示した。オバマ大統領は習主席との電話会談で、北朝鮮の核とミサイル計画が米国だけでなく同盟国と地域に脅威になっていると強調し、北朝鮮の非核化履行に向けて中国との緊密な協力が重要だという点を指摘した。

経済問題についてオバマ大統領は、中国が一層柔軟な為替政策に向かって進んでいることを歓迎した。最近、中国の対米サイバーテロ論議が起こっている状況で、両国がサイバー安保脅威に共に対処することを強調した。

米国の中国への「電話外交」は、「訪問外交」にもつながる。オバマ大統領は、ジェイコブ・ルー財務長官が来週中国を訪れるほか、ジョン・ケリー国務長官も来月、東アジア3国歴訪で中国を訪れると説明した。

中国も、米国との関係改善に早くから努力してきた。昨年2月、習近平国家副主席(当時)が米国を訪れた時に初めて言及した「新しい大国関係」概念は、習主席—李克強首相時代の対外政策の核心概念だ。これは、相手の重要な利益を互いに尊重することを基礎に、対決と衝突よりも平和的に協力を拡大し、共存共栄を図るということだ。上海社会科学院国際関係研究所の劉鳴所長は14日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「中国の行為と世界の発展が共存し、共栄の道を模索するということだ」と強調した。

中国で約1年前まで起こっていた米国批判の声は明らかに減った。習主席が、楊潔篪外交部長を国務委員(外交担当)に抜擢することが予想されるなど、米国通を重用する気流も現れている。

一方、全国人民代表大会は15日、李克強・共産党中央政治局常務委員を首相に選出した。これで今後10年間、中国を率いる習・李ツートップ体制が公式にスタートした。



kyle@donga.com