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[社説]習近平チャイナ、韓国と共にできることは多い

[社説]習近平チャイナ、韓国と共にできることは多い

Posted November. 16, 2012 09:06,   

改革開放後、たゆまぬ「崛起」精神でG2に上りつめた中国で15日、5世代指導部がスタートした。習近平氏は共産党総書記と中央軍事委員会主席を同時に継承し、党と軍を同時に掌握する強力な指導者として浮上した。習総書記の就任の一声は、共産党幹部の腐敗と汚職、国民との断絶、形式主義、官僚主義を叱責することだった。「党全体が最高の警戒心を持たなければならない」という警告も発した。習総書記が、山積した国内問題の解決に力を入れつつ、対外政策でどう舵取りするのか、世界が注目している。

国交正常化から20年が経過した韓中関係は、戦略的協力パートナー関係という抽象的な外交用語で表現できないほど深まっている。貿易規模が2200億ドルを越え、毎年600万人以上の両国国民が訪問し合う。習総書記はすでに2度も韓国を訪れ、歴代の中国指導者の中で韓国に対する理解が深い人物とされる。習近平体制の開幕は、新たな韓中協力時代を開く出発点となる。

中国の5世代指導部は、2021年の共産党創党100周年に向けて国内総生産(GDP)と国民所得を現在の2倍に増やし、「小康(比較的余裕のある生活をする段階)」社会を達成するという目標を立てた。年平均7.5%を上回る成長を継続しなければならないが、深刻な貧富の格差、国有企業の市場独占などの経済的弊害が足かせになっている。2016年を前後して15〜64才の生産可能人口が減少することも、中国の高度成長を阻む要因だ。韓国との経済協力の拡大は、内需市場の拡大とともに中国が経済成長を持続するための踏み台になり得る。韓国は中国が望む直接投資と経済的・社会的発展経験を提供する能力のある数少ない国の一つだ。

韓中の共存に向けて、中国の対韓半島政策も進化する必要がある。習総書記は2010年に韓国戦争を「正しい戦争」と発言し、中国軍の参戦を「血で結ばれた友情」と表現した。2008年3月の副主席就任後に初めて訪問した外国も北朝鮮だった。北朝鮮は改革と開放を拒否し、核と長距離ミサイル実験を継続して、中国に経済的・外交的負担だけを与えている。習総書記は、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記に世界を理解するよう説得しなければならない。中国が古い冷戦思考から抜け切れず、北朝鮮の独裁政権を庇護することは、北東アジアの安定と平和に役立たない。