文候補陣営の新政治委員長に元国家人権委員長任命

民主統合党の文在寅（ムン・ジェイン）大統領選候補は４日、選挙対策委員会未来キャンプ傘下の「新しい政治委員会」の委員長にソウル大学法学専門大学院の安京煥（アン・ギョンファン）教授（６４・写真）を任命した。これで文候補の分野別政策を担当する経済民主化委員会、南北経済協力委員会など未来キャンプ傘下の５大委員会の人選が終わった。文候補は当初、無所属の安哲秀（アン・チョルス）候補に政治刷新策を共にまとめようと「共同政治刷新委員会」の設置を提案したが、安候補側は否定的な立場を示した。

安委員長は市民団体「参与連帯」の執行委員長、韓国憲法学会長、ソウル大学法学大学学長などを経験した中道改革派の法学者。盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権下の０６年１０月、国家人権委員長に任命され、任期を４ヵ月後に控えた０９年７月に李明博（イ・ミョンバク）政府による人権委員会の組織縮小を批判して辞任した。

安委員長が安候補と同じ釜山（プサン）高校出身であることも注目を引く。文候補陣営の朴光温（パク・グァンオン）報道担当は、「安委員長に政治刷新を媒介に文・安候補の一本化に向けた架け橋になってもらいたい」と話した。

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