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ブラウニ、泣いてるの?

Posted November. 02, 2012 08:10,   

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「ブラウニ、噛みつきなさい!」。

「ブラックコンシューマー」を風刺して大変注目を集めている「ギャグコンサート」の「チョン婦人」コーナーで、チョン婦人が連れて出てくる子犬の縫ぐるみ「ブラウニ」の人気が急上昇し、元祖をめぐるトラブルが起きている。自分こそ元祖だと主張する縫ぐるみ「ハスキー」のためだ。

ブラウニは、「チョン婦人」に出演するお笑い芸人、チョン・テホやソン・ビョンチョル、キム・デソンと一緒に、1日、第一(チェイル)毛織のカジュアルブランド「ビーンポール」の3ヵ月間の広告モデルに抜擢された。第一毛織側は、人気芸能人顔負けの特別待遇をしたことを明らかにした。ブラウニのフェイスブックページのファン数も、17万人を超えている。

ところが最近、テレビに出ているブラウニは、番組初期に登場していたブラウニではないことを知っている人はさほど多くない。お笑い芸人のチョン氏の所属事務所「ウィーニングインサイトエンターテインメント」が流通マーケティング会社「ダチョウ」と一緒に、ブラウニを新たに製作したことを受け、途中で人形が取り替えられたのだ。

縫ぐるみ業界によると、最初に放送に登場していたい縫ぐるみは、「ハスキー」だった。そして元々、「ブラウニ」という名前も、モーニンググローリーが生産していた熊の縫ぐるみの名前であり、すでに商標登録されていた。ブラウニの誕生背景についても気になるくだりだ。

●ブラウニとスキーとの食い違った運命

簡単な「スペック」から比べてみよう。ハスキーは1995年生まれ、ブラウニは2012年生まれだ。品種は両方とも、ソリを引く「シベリアンハスキー」だ。

ハスキー(アイドル製品)の高さは52センチ、ブラウニは60センチだ。価格は、ハスキーが5万7000ウォン、ブラウニは7万5000ウォンだ。ハスキーは、アイドルやトイクラブ、ビビランドなどの複数の人形メーカーで販売しているが、ハスキーは、「偽ブラウニ」の扱いを受けている。

それなら、もともと元祖はどれだろうか。縫ぐるみ業界では意見がまちまちだ。ハスキーを販売しているトイクラブは、「エズエバー(現アイドル)のハスキー縫ぐるみは、数年前に生産が打ち切られた」とし、「最近、トイクラブで、ハスキーの縫ぐるみを再び生産している」と、オンライン上のショッピングモールで明らかにした。

縫ぐるみメーカーの関係者は、「元々、シベリアンハスキーの縫ぐるみは、あっちこっちで多く作られた。1990年代半ば、国内メーカーが日本で売られていたシベリアンハスキー人形のまねをし手作ったのが、その始まりだ」と伝えた。

●「ブラウニは元々ハスキーだった」

ハスキーを作った縫ぐるみメーカー・アイドルのソ・ボムソク代表は、「ギャグコンサートが、最初の2ヵ月間はわれわれの作ったハスキー人形を使っていたが、今は、一部形を変えた縫ぐるみを出していながら、『本物』云々している」と主張した。

これについて、ブラウニ側のダチョウ関係者は、「縫ぐるみが取り替えられたのは事実だが、アイドルが作ったハスキーこそ元祖かどうかわからない上、確認も不可能だ」と切り返している。

アイドルとは、中国青島に工場を抱えている縫ぐるみメーカーのことであり、エズエバーが昨年2月に破産したことを受け、変えた社名である。韓国には、京畿富川市(キョンギ・ブチョンシ)に流通事務所のみ設けている。



yhkang@donga.com