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[オピニオン]「猟奇的」な進歩スタイル

Posted September. 18, 2012 08:01,   

文在寅(ムン・ジェイン)議員が野党民主統合党の大統領選候補に選出された16日、統合進歩党(統進党)も党員決起大会を開いたが、内紛で党が分裂したため、注目を集めることができなかった。しかし、翌日メディアに報道された一枚の写真と動画で、ソーシャル・メディア・ネットワーク(SNS)が炎上した。統進党に残留した旧主流派の李正姫(イ・ジョンヒ)元共同代表と金在姸(キム・ジェヨン

)議員が、歌手PSYの「江南(カンナム)スタイル」をパロディ化した「進歩スタイル」に合わせて踊っていたためだ。

◆毒舌家の陳重権(チン・ジュングォン)氏は、「江南スタイル、最も猟奇的バージョンがここにある」とし、「ひざまずいて謝罪し、涙を流して反省してもいいところを、『姉さんは平壌(ピョンヤン)スタイル』と楽しそうに踊っている。精神病棟を見ているようだ」とツイッターでつぶやいた。進歩政党を支持する人々の間でも、「2人は明るく笑って踊っているが、笑えないのは私だけか」といった具合のメッセージを書き込む人が多かった。李元代表は、年末の大統領選挙への出馬の意志を明らかにしている。

◆李元代表と金議員が踊ったのには、それなりの理由があった。当日の大会の動画を分析し、李元代表は、比例代表の公認不正問題で党が分裂した状況を振り返り、悔恨の念が溢れたのか、ずっと涙を拭っていた。李元代表は、「(学生党員たちの)踊りを見て涙が出たが、最後まで泣いていると学生たちに申し訳ないので、耐えて涙をふいた」とし、「そして一緒に笑いながら踊った。朝鮮百姓のユーモアがそうだったようだ」とフェイスブックに書き込んだ。悲しみを喜びに昇華させたという意味のようだ。保守論客のビョン・ヒジェ氏は、「柳時敏(ユ・シミン)、徐基鎬(ソ・ギホ)、陳重権に対する裏切りと憎しみ」と説明した。

◆理由はどうであれ、統進党残留派の「進歩スタイル」はなぜかぎこちない。行く先々で韓流ブームを巻き起こしている「江南スタイル」は、ユーチューブの閲覧が1億9000万件を超え、大韓民国の代表コンテンツとして脚光を浴びている。米国の番組司会者が、「江南スタイル」が世界的なブームを起こす理由を尋ねると、韓国語で「大韓民国、万歳」と叫び、「大韓民国が最高という意味」と堂々と説明する歌手がPSYだ。しかし、統進党は、前身の民主労働党時代の昨年11月、金先東(キム・ソンドン)議員が国会で催涙弾を放った行為を「義挙」として肩を持ち、真の意味の進歩と逆行した。「愛国歌は国歌ではない」という人々が所属する政党だ。

ハ・テウォン論説委員 triplets@donga.com