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錦湖石油化学、グループ系列からの分離独立に本腰 オーナー兄弟間の紛争が新たな局面に

錦湖石油化学、グループ系列からの分離独立に本腰 オーナー兄弟間の紛争が新たな局面に

Posted July. 05, 2011 03:02,   

錦湖(クムホ)石油化学が、錦湖アシアナグループ系列からの分離独立を目指した動きを強めている。実弟の朴賛求(パク・チャング)会長が率いる錦湖石化は、独立するためには訴訟も辞さないという立場だが、実兄の朴三求(パク・サムグ)会長の錦湖アシアナグループは、ワークアウト中のグループの経営正常化が先だとして、テンポを調節をしている様子だ。

特に債権団が、6日までに朴三求会長側に錦湖石化の持分処理計画を提出するよう要求したことが判明し、兄弟間の紛争が新しい局面に入った。

●錦湖石化の分離独立は引き続き推進

朴賛求会長は09年7月の兄弟間の経営権争いで朴三求会長と同伴退陣したが、昨年3月に復帰した後も、錦湖石化の独立を引き続き推進している。

錦湖石化は今年2度にかけて「錦湖産業と錦湖タイヤを錦湖アシアナグループから除外させてほしい」と公正取引委員会に要請したが受け入れられなかった。公取委は、朴三求会長と彼の関係人の錦湖産業と錦湖タイヤの持分が低いのは確かだが、実質的に朴会長が両社を支配しているため、系列会社に当たると判断した。これに対し、錦湖石化は近いうちに行政訴訟を起こす予定だ。

錦湖石化が、錦湖産業と錦湖タイヤをグループ系列から除外させることを要請したのは、錦湖石化の系列からの分離独立に向けた基盤づくりを狙ったものだ。この2社がグループ系列から分離独立すれば、錦湖グループ内の主要系列会社は錦湖石化だけが残ることになる。ワークアウトに入ってから、錦湖石化は朴賛求会長側が経営することで債権団と交わした取り決めによって、グループ内で朴三求会長の影響力が及ぶところが事実上無くなるという計算だ。

既に独自経営権を行使している朴賛求会長が、法的手段も辞さない姿勢で分離独立を急ぐ理由は、今後の状況がさらに不透明になりかねないという懸念からだ。錦湖石化は、ワークアウトより更に経営の自律権が保障される債権団自律協約を結んだが、主債権銀行の産業銀行が保有する転換社債を株式に転換すれば、議決権のない自社株を除いて最大株主(14.41%)になる。

また、昨年業績が大きく好転した錦湖石化としては、グループの「金づる」の役割はしたくはないというのも理由の一つだ。錦湖石化の関係者は「朴賛求会長と朴三求会長は関心分野が違うが、大宇(テウ)建設の買収時に支払い保証をするなど、朴賛求会長としては望まない役割をさせられたことも分離独立を望む理由の一つだ」と話した。

●朴三求会長側「持分整理は債権団と協議」

分離独立を急いでいる錦湖石化に対して、錦湖グループ側はグループの経営正常化が優先だとして、既に分離経営をしているだけに、持分整理などを含めた法的な系列分離の手続きは後になって処理しても遅くないという立場だ。錦湖アシアナグループの関係者は「分離経営の原則には変わりがない。持分整理の市場への波及効果を考慮すれば、戦略的に時間をかけて整理すべきだ」と話した。

現在、朴三求会長と息子の朴世昌(パク・セチャン)錦湖タイヤ専務は、錦湖石化の持分をそれぞれ5.30%、5.15%保有している。錦湖石化が公取委に錦湖石化をグループから分離させてほしいと申請できなかったのも、この持分のためだ。分離独立の申請は、朴三求会長と特殊関係人の持分が3%未満へ落ちた時に可能だ。

産業銀行は最近、朴三求会長側に分離経営を始める時に約束した錦湖石化の持分整理計画を6日までに提出することを要求したという。これに対して錦湖グループの関係者は「持分整理は債権団と協議して進める。いつどのように持分を整理するのが効率的で、グルーブ全体にプラスになるか、どの時点が最も適切かなどを判断して進める」と話した。



firedy@donga.com