09年3月、自殺したタレント、チャン・ジャヨンさんと数百通の手紙を交わしたと主張するチョン某さん(31)が、収監されている刑務所で、チャンさん直筆と推定される手紙が発見され、警察が真偽の把握に乗り出した。京畿(キョンギ)地方警察庁と盆唐(ブンダン)警察署は9日、チョンさんが収監されている光州(クァンジュ)刑務所への押収捜索を実施し、手紙23枚と封筒20枚、新聞のスクラップのコピー約70枚、郵便物受発台帳などボックス2箱分の資料を押収したことを発表した。同日の押収捜索は、チョンさんが収監されている部屋や監房内の個人所持品保管ボックス、領置物品倉庫に対し、行われた。警察は、この中でチャンさんが直筆で送ったものと推定される手紙や封筒は直ちに密封され、国立科学捜査研究院(国科捜)へ送られた。筆跡鑑定は勿論、指紋鑑識も依頼した。警察関係者は、「これまで確保したチャンさんの直筆文書3件、チョンさんの直筆文3件を同日、押収した手紙も送り、緊急鑑定を依頼した」とし、「通常2週間かかるが、5〜7日で鑑定結果が出ると予想される」と話した。
また、「押収した手紙は、チョンさんがチャンさんからもらったと主張するもので、手記で作成されている」とし、「封筒20枚のうち、3〜4枚だけに郵便局の消印がある」と話した。新聞のスクラップは、殆どチャンさんの事件と関連した内容で、記事の相当数に蛍光ペンで印がつけられていることが確認された。警察は、チョンさんが刑務所で、郵便で手紙をもらったかを判断できる根拠となる封筒の発送地や郵便局消印の存在の有無に対し、「押収するや否や、押収物品ボックスに入れ、密封したため、確認できなかった」と説明した。
警察は、国科捜の鑑定が進められている間、押収した新聞のスクラップとチョンさんがチャンさん事件の裁判を受け持っている水原(スウォン)地裁城南(ソンナム)支院に嘆願書の形で提出した50通あまりの手紙のコピーを比較分析し、引用された部分があるかを確認する方針だ。警察はまた、同日プロファイラー(犯罪心理官)1人を光州刑務所に送り、チョンさんの心理状態やチョンさんの主張の真偽を分析した。これと合わせ、09年当時、この事件を捜査したイ・ミョンギュン三陟(サムチョク)警察署長らを呼び、今度の捜査に参加させた。警察は国科捜の鑑定結果、手紙がチャンさんの直筆と確認されたら、手紙の内容について事実確認をした上で、再捜査するかを決定する方針だ。
一方、チョンさんが送った嘆願書に書かれているチャンさんの住民登録番号が、実際の番号と一致することが確認された。警察は09年捜査当時、チャンさんとチョンさんが面識もないだけに、捜査価値がないと発表した。しかし、チョンさんが、チャンさんの住民登録番号を知っていたことが判明したため、2人が親しい仲だった可能性も排除できなくなった。
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