Go to contents

[社説]ポスコを緊張させる世界鉄鋼業界の大型化の嵐

[社説]ポスコを緊張させる世界鉄鋼業界の大型化の嵐

Posted February. 07, 2011 08:02,   

日本トップの鉄鋼メーカー、新日鉄と3位の住友金属が来年10月、合併すると明らかにした。新日鉄は09年、企業別粗鋼生産量では世界6位だったが、合併後は2、3、5位の中国企業と4位の韓国のポスコを抜き、世界2位に躍り出る見通しだ。

新日鉄の宗岡正二社長は、「合併はグローバル市場で攻撃的な投資を行うための戦略だ」と主張した。新興諸国で急増している鉄鋼需要に備えるための高炉建設などの大規模な投資を速やかに行うためには、二社間合併が切実だと見たのである。鉄鉱石や石炭など、製鉄原料市場を掌握した少数の資源大手企業に立ち向かい、交渉力を強化させるためにも大型化が急務だと判断した。二社は、自動車向け鋼板などでは競争力の高い技術を持っている先頭企業にも関わらず、相乗効果を高めるため、合併に乗り出したのだ。日本の専門家は、「新日鉄の合併目的は、中国や韓国、インドのライバル会社に勝つためのものだ」と分析した。新日鉄の一時の萎縮を受け、世界順位が上がったポスコは、緊張しなければならない。

世界鉄鋼業界の大型化の流れは、この数年間続いてきた。06年はインドのミッタルスチールがルクセンブルクのアルセロールを買収し、アルセロールミッタルへと生まれ変わり、世界トップ企業に躍り出た。当時、新日鉄やポスコは、アルせロールミッタルに買収合併されるかも知れないという懸念を示した。中国は政府主導で、大型化や老朽化した設備の閉鎖に乗り出し、河北スチールや寶鋼スチール、武漢、江沙グループ、山東の5社を、世界ベスト10の鉄鋼会社に仲間入りさせた。

韓国鉄鋼業界が大型化の競争で日本や中国に遅れを取れば、今後、大型投資を続ける能力を維持するのが難しくなる。新興国インド全体の鉄鋼生産量は、韓国を追い越している。20年、インドのベスト10鉄鋼会社の粗鋼生産量は、09年の5倍に急増する見込みだ。先進国には追いつけず、後発国には追われる韓国鉄鋼の「狭間」の立場はあまり改善されていない。

鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)ポスコ会長は18年の粗鋼生産能力を6000万トンに増やし、「グローバルトップ3」に入るという目標を示した。何もなかった浦項(ポハン)・迎日(ヨンイル)湾の海辺で、製鉄報国という神話を築き上げたポスコが、大型化やグローバル化競争で後れを取らないためには、国内先頭企業という場に安住してはならない。朴泰俊(バク・テジュン)初代ポスコ社長が、「製鉄所建設に失敗すれば、右回れ右して迎日湾に飛び込んで死のう」と言いながら、従業員らを励ました「右回れ右精神」で、グローバル市場へのチャレンジを続けなければならない。