Go to contents

[オピニオン]北朝鮮にビラを飛ばす議員たち

[オピニオン]北朝鮮にビラを飛ばす議員たち

Posted December. 18, 2010 03:20,   

한국어

与党ハンナラ党の新人議員らが、北朝鮮の3代世襲後継者、金正恩(キム・ジョンウン)氏の誕生日である来年1月8日から、2月16日の金正日(キム・ジョンイル)総書記の誕生日、4月15日の金日成(キム・イルソン)主席の誕生日など北朝鮮の記念日に、北朝鮮にビラを飛ばす計画だ。いわゆる「真実の風船」運動だ。これまで対北朝鮮人権団体や個人が何度も北朝鮮にビラを飛ばしたが、国会議員が自分の名前が入ったビラを作るのは初めて。北朝鮮への心理戦として波及効果が予想される。この運動には、申志鎬(シン・ジホ)、羅城麟(ナ・ソンリン)、柳一鎬(ユ・イルホ)、李枓娥(イ・ドゥア)、李恩宰(イ・ウンジェ)、趙全赫(チョ・ジョンヒョク)議員らが参加する。

◆北朝鮮のように徹底して統制された閉鎖社会の住民には、北朝鮮体制の虚構や外部世界の実状を伝えるメディアがない。新聞や放送は、金正日(キム・ジョンイル)政権のラッパ吹きだ。「紙爆弾」とも呼ばれる韓国からのビラは、北朝鮮住民に真実を伝えるメディアだ。北朝鮮は08年10月2日、南北軍事実務会談で、「韓国の民間団体のビラ散布が続けば、開城(ケソン)工業団地事業と開城観光に災いが起こるだろう」と威嚇した。ビラ散布に恐れをなしている証拠だ。11月23日の北朝鮮による延坪(ヨンピョン)島砲撃当日、韓国軍当局は、北朝鮮へのビラ40万枚を飛ばした。北朝鮮祖国平和統一委員会は、「朝鮮半島情勢が戦争の危機に直面した時にビラを散布する行為は、情勢を最悪の対決状態に追い込み、北朝鮮への侵略戦争の導火線に火をつける犯罪企図だ」と反発した。

◆政府が、積極的に対北朝鮮心理戦の支援に乗り出す時だ。北朝鮮へのビラ散布だけでなく、北朝鮮民主化運動団体の対北朝鮮放送も、政府が支援しなければならない。これらの団体は、いまだに米国政府の支援で活動しており、韓国政府が恥ずべきことである。東ドイツが崩壊したのは、東ドイツ住民の西ドイツのテレビ視聴が決定的に貢献した。北朝鮮住民のテレビは、チャネルが固定されている。北朝鮮住民に真実が伝え始めれば、金正日政権が維持されることは難しい。北朝鮮が休戦ラインの拡声器放送ができないよう騒ぎ立てる理由だ。

◆北朝鮮へのビラ散布の効果を高めるために、内容と形式を綿密に考慮する必要がある。北朝鮮で金正日総書記の写真は、破ったり燃やすことはできない。このような点を利用して、金正日総書記の写真が入ったビラをビニールコーティングすれば、雨にも濡れず、消滅させることも難しいというアイディアも出ている。ビラの内容も、一方的な誹謗よりも、北朝鮮住民が知るべき南北の真実を書くことが効果的だろう。

権順澤(クォン・スンテク)沢論説委員maypole@donga.com