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今年のCM最多出演は歌手の李スンギ

Posted December. 17, 2010 11:53,   

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今年のテレビCMモデルの中で、李スンギが最も多くCMに出演したことが分かった。企業別では、KTが最も多く、新たな広告を披露した。

国内最大手の広告ポータルサイトTVCFが、今年1月から12月15日にかけて放送されたテレビCMに登場したモデルの出演回数を集計した結果、歌手でタレントの李スンギが、今年30本のCMに出演し、トップについた。「フィギュアの妖精」金姸兒(キム・ヨンア=28本)はわずかな差で2位になり、少女時代(25本=メンバー全員の出演は13本)やピ(レイン=21本)、李ナヨン、シン・ミンア(以上20本)などの順だった。

李スンギがCMモデルとして最も多く選ばれたことを巡り、HSアドのシン・イソプ・クリエイティブディレクターは、「消費主体である主婦らの財布を開けるパワーが強く、誠実かつ、気さくなイメージで消費者はもとより、広告主にも人気が高く、広告界のブルーチップに成長した」と評した。SKマーケティングアンドカンパニーのチェ・ジェヨンCP1事業部長は、「認知度や人気が高くても、広告効果へと繋がらないモデルが多い中、李スンギはすでに効果が検証済みで、このように全国民から愛されるモデルも珍しい」と話した。

2位の金姸兒について、イノーションの金チョンフン次長は、「スポーツスターの中では挑戦や成功物語を備えている上、演技やダンス、外見までスター性を持っており、広告主から多く愛された」と話し、「特に、今年の冬季五輪を皮切りに、大規模なスポーツイベントが多かったことも、金姸兒をすばらしい広告モデルに仕上げた」と主張した。

モデルがCM出演料として、いくら受け取るかは、当事者でなければ正確にはわからない。また、条件によっては金額も大きな違いを見せている。大方、業界で「特A級」といわれるモデルは、1年間の専属契約条件で10億ウォン前後の出演料を受け取っているという。普通、「トップスター」と言われるモデルは3億〜5億ウォン、ドラマの主演級は1億〜3億ウォン、脇役級は1億ウォン未満の出演料が一般的だ。業界では概ね、金姸兒や金テヒ、張東健(チャン・ドンゴン)、ビなどが特A級の優遇を受けていると見ている。

広告主の中では、KTが今年80本の新しい広告を披露し、最も多くの広告を制作・放送した。さらに、SKテレコム(67本)やLG電子(47本)、三星(サムスン)電子(44本)、現代(ヒョンデ)自動車(32本)などの順だった。通信や電子、自動車業種は伝統的に広告を多く流している上、特定市場を巡り、ライバル構図が形成され、多くの広告が殺到した。

今年、KTとSKテレコムは、スマートフォンを巡り激しい戦いを繰り広げ、LG電子や三星電子は3Dテレビを巡り、競い合ったことが、これらの企業が、広告を多く流した原因だという分析だ。現代車は今年発売した新車が多く、輸入車の本格的な韓国進出を防ぐための努力が加わり、広告物量が多かったものと、業界では見ている。

第一(ジェイル)企画の金弘卓(キム・ホンタク)マスターは、「広告が始まって以来、不変の真理は、広告を多く行う品目が、その時代に最も繁盛した産業だ」と話し、「1960年代や70年代は製薬や製菓が主要品目で、最近はモバイル通信や電子製品、自動車が最も活発な消費財産業であり、同分野で最も多く広告が行われている」と語った。



firedy@donga.com