現代(ヒョンデ)自動車が米国市場進出24年ぶりに初めて年間販売台数が50万台を突破した。同社は、10日(現地時間)までに米国での年間販売台数が50万台を突破したと、12日明らかにした。1986年に「エクセル」で米国市場への輸出を開始して以来24年ぶりの快挙だ。
同社は、米市場進出初年に16万台を販売し突風を巻き起こし、翌年には26万3610台を売り「エクセル神話」を築いた。しかし頻繁な故障と整備拠点の不足などで好調は続かず、1988年からは減少に転じ、1998年には年間販売台数が10万台以下に落ち込んだ。このころ、同社は米マスコミとテレビのお笑い番組で茶化される対象となった。
しかし鄭夢九(チョン・モング)会長が1999年に就任してからは、自動車の品質改善に積極的に取り組み、再跳躍の足場を設けた。1999年から2001年までの3年間、10万、20万、30万台の壁を突破し、2003年には年間40万台を超える販売を達成した。2005年には米アラバマ州モンゴメリ市に完成車工場を建設し、「メードインUSA」の時代を切り開いた。
今年50万台販売をけん引した主役は、新型「ソナタ」だ。今年2月から米国で販売を開始した新型ソナタは、11月までに18万3295台が売れ、昨年同期間の旧型ソナタの販売量に比べ約50%増となった。新型ソナタは、韓国の自動車では初めて米国市場でモデル別の年間販売ランキングで上位10位に入る可能性が高い。
今年11月までの現代自動車の販売量は、昨年同期比で23%増となった。これは米国市場での販売15位に入るブランドの中では最も高い数値だ。来年にも「エクース」や「ソナタハイブリッド」、新型「アバンテ」を米市場に送り出し、好調な売れ行きに拍車をかける方針だ。
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