Go to contents

1人あたり国民所得、3年ぶり2万ドルを回復

1人あたり国民所得、3年ぶり2万ドルを回復

Posted December. 13, 2010 09:36,   

한국어

今年の1人当たりの国民所得が3年ぶりにグローバルな金融危機以前の水準である2万ドルを回復しそうだ。来年には史上最高を更新する勢いだ。

12日、韓国銀行(韓銀)によると、今年の名目国民総所得(GNI)は、1兆23億ドル(約1162兆7000億ウォン)と推定された。これを統計庁による今年の推計人口4887万で割ると1人当たりの国民所得は、2万510ドル(約2379万ウォン)になる。

1人当たりの国民所得は07年に2万1695ドルで「2万ドル台」を突破したが、2008年のグローバル金融危機で1万9296ドルに落ち込んだ。さらに昨年は5年ぶりの低水準である1万7175ドルまで減った。

国民所得1万ドル台の回復は、輸出の好調による国内総生産(GDP)の増加とともに、ドルに対するウォン高でドル換算所得が増えたことが背景にある。

韓銀は、来年の1人当たりの国民所得は史上最高水準を更新する可能性が高いとの見通しを示した。来年は、GDPの増加と対ドルのウォン高現象が続くと見られているからだ。

韓銀は、来年の実質GDP増加率を4.5%と予測しており、国内の研究機関は来年の対ドルのウォン相場について1ドル=1060〜1100ウォンを予想した。これをもとに、来年の1人当たりの国民所得を推計すると、2530万ウォン、ドルでは2万2998〜2万3866ドルとなり、過去最高の2007年の水準を超えることになる。



achim@donga.com