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ネパール、北朝鮮男性失踪で2人の韓国人拘束

ネパール、北朝鮮男性失踪で2人の韓国人拘束

Posted December. 11, 2010 04:17,   

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ネパールの首都カトマンズで、最近、北朝鮮男性が失踪した事件に関連して、2人の韓国人がネパール警察に8日間拘束されていると、ネパール紙レプブリカが10日付で報じた。

ヤンという名の北朝鮮男性は、2人の韓国人が拘束される数日前、カトマンズで姿を消し、現在、インドに亡命したと見られている。同紙によると、ネパール警察は、韓国人のチェ・ウォンソプ氏とソン・カハダル氏を北朝鮮男性の失踪と関連があると見て捜査している。

しかし同紙は、ネパール当局が二人を拘束したのは、在ネパール北朝鮮大使館が今回の事件について「誘拐だ」と主張して圧力をかけたためだと説明した。拘束された韓国人は、いずれもネパールに居住し、現地人と結婚している。ソン氏は、カトマンズで長く薬草の研究をしてきた。

ヤン氏については、具体的な情報はない。同紙は、「大使館の職員でもなく、北朝鮮当局から旅行の許可も受けていない人が、どうやってネパールまで来ることができたのか疑問だ。ヤン氏が、1ヵ月以上カトマンズに滞在し、韓国人と連絡を取り合ったとみえる」と報じた。これに関連して、ネパール政府関係者は、「姿を消したヤン氏が、北朝鮮のスパイである可能性もある。彼は、すでにインド・デリーに到着したと見ている」と述べた。

一方、韓国政府は、事態の把握を急ぎ、拘束された韓国人の釈放に向けて外交的努力をしている。外交通商部の関係者は、「ネパールの韓国大使館を通じて、領事面会などの措置を取っている」と話した。



changkim@donga.com kyle@donga.com