Go to contents

北砲弾の「①」記し、一部のネットユーザーはまたも「でっち上げ」

北砲弾の「①」記し、一部のネットユーザーはまたも「でっち上げ」

Posted November. 29, 2010 08:51,   

한국어

仁川甕津郡(インチョン・オンジングン)の延坪島(ヨンピョンド)に打ち込まれた北朝鮮の122ミリ放射砲砲弾の残骸に手書きと見える「①」の印が見つかり、哨戒艦「天安(チョンアン)艦」沈没事件の魚雷から見つかった「1番」文字との関連性に注目が集まっている。今回、砲弾の残骸から見つかった①番文字は、これまで北朝鮮や一部の国内左派団体が天安艦沈没事件は北朝鮮の仕業ではないと主張してきたことを反ばくする決定的な手がかりだと評しているが、彼らは依然、疑惑を提起している。

天安艦座礁説を主張してきた李ジョンイン・アルファ潜水技術公社代表(58)は28日、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「天安艦攻撃と発表された魚雷の爆発力は、今回北朝鮮が打ち込んだ砲弾の爆発力よりさらに大きい」と言い、「砲弾から見つかった①表示や魚雷から見つかった『1番』表示は、比較対象ではない」と主張した。李代表はこれに先立って、天安艦沈没事件の魚雷の材質と似た金属に油性ペンで「1番」と記した後、熱を加えて消えさせる実験を通して、政府が公開した魚雷に「1番」の文字が残っているのは矛盾だと主張した。

李代表は、「今回、国防部が公開した北朝鮮砲弾を目にし、『①』という印と共に爆発で破られた鉄板が出ているが、天安艦を攻撃したという魚雷ではこのような金属の形は出なかった」と強調した。

天安艦魚雷の文字「1番」は、爆発のときに発生する高熱で燃えるのが当然だったと主張した民主党の崔文洵(チェ・ムンスン)議員も同日の電話インタビューで、「延坪島の砲弾残骸から、①という文字が見つかったとしても、(天安艦沈没事件の魚雷は、北朝鮮が発射したものだというのは、ひどすぎる主張だ」と反ばくした。崔議員は、「『1番』の印は、北朝鮮が魚雷を発射したという不変の根拠にはなりえない」と言い、「今回見つかった砲弾残骸の『①』表示は、天安艦の魚雷に書かれた『1番』の表示と同じ成分や形なのかどうかについて詳しく分析しなければならない」と主張した。

祖国統一汎民族連合・南側本部はこれに先立って、25日、声明を通じ、「天安艦事件がでっち上げられたことは、皆が知っている事実だ」と言い、「李明博(イ・ミョンバク)政権は西海上の軍事衝突と関連し、事態をミスリードせず、天安艦事件のでっち上げや謀略について謝罪すべきだ」と主張した。

一部のネットユーザーは、砲弾残骸の「①」表示を我が政府がでっち上げたという根拠のない疑惑まで提起している。28日、ダウム「アゴラ」など一部のポータル掲示板には、「砲弾に刻まれている機械スタンプ文字は、燃えてほとんどなくなっているのに、どうして手書きの『①』だけが残ることができるだろうか」、「燃えなかった原因を明らかにするため、証拠保全の申請をしなければならない」などの書き込みが掲載された。

これについて、国防部の関係者は、「北朝鮮から打ち込まれた砲弾から『①』印が見つかったことで、事実上、天安艦を巡る議論に決着がついたが、これもまたでっち上げと主張する人たちは果たして、どの国の国民なのか」と批判した。



pjw@donga.com