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野党議員の「大統領夫人のロビー疑惑」発言、李大統領が「無責任な発言」と反発

野党議員の「大統領夫人のロビー疑惑」発言、李大統領が「無責任な発言」と反発

Posted November. 03, 2010 07:54,   

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南相兌(ナム・サンテ)大宇(デウ)造船海洋社長の再任ロビー疑惑の中心に李明博(イ・ミョンバク)大統領夫人の金潤玉(キム・ユンオク)氏がいるという、民主党姜鏻正(カン・ギジョン)議員の1日の国会本会議での発言をめぐり、2日、与野党が厳しく対立いた。

李明博大統領が直接、「無責任な発言は容認されてはならない」と指摘し、ハンナラ党は姜議員への懲戒要求案を、国会倫理委員会に提出した。民主党は、「政治攻勢」だとして反発を強めたが、追加暴露や疑惑提起はしなかった。

李大統領は2日、大統領府で閣議を主宰し、「国会議員が政治的目的を達成するために免責特権を利用し、間違ってもかまわないというような、無責任な発言をするのはこれ以上容認されてはならない」と話した。李大統領はさらに、「これを防止するため、国会が自ら自律的な措置を講ずる必要がある。国格を高めるためにも、公正な社会のためにもとても重要だ」と強調した。

李大統領は、「軍事独裁時代には政治的弾圧のため、自由な発言ができず、保護してもらうために、やむを得ず国会で発言しなければならなかったが、民主化した今は、そのような発言をすれば、国民に大きな被害をもたらすばかりだ」と述べた。

ハンナラ党は同日、「国会議員の品位損傷と国会の名誉毀損、権威失墜」などの事由で、姜議員に対する懲戒要求案を国会倫理委に提出した。金武星(キム・ムソン)院内代表は党院内対策会議で、「あのように低劣な発言をしたことに対して(姜議員に)責任を取ってもらう」とし、「今後、免責特権に頼り、無責任な疑惑提起に明け暮れる旧態が繰り返されないよう、国会レベルの対策も深刻に講じなければならない」と話した。

金滉植(キム・ファンシク)首相は同日、国会対政府質問の答弁で、「(国会議員の免責特権の副作用を減らすための)制度的な検討が求められる」と話した。

民主党の朴智元(パク・ジウォン)院内代表は同日党院内対策会議で、「姜議員の質問は、すでに国政監査を通じて数回、金潤玉夫人に対する疑問を野党が提起したこと」とし、「野党議員が国民の疑惑を質問すると、大統領府は事実であれば捜査し、事実でなければ釈明すればいい」と反論した。同氏はさらに、「大統領夫人に対する話は、慎重に接近しつつ、疑惑への資料は引き続き提示していくことを約束する」と話し、疑惑を引き続き提起することを明確に示した。しかし、朴院内代表を除いた他の会議出席者らは、姜議員発言の波紋と関連した公開発言を行わないなど、事案の爆発力を勘案した民主党の慎重な態度も感知された。



surono@donga.com jin0619@donga.com