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三星の鞖英洙、第2の林昌勇になれるか

Posted November. 02, 2010 07:03,   

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自由契約選手(FA)になり、日本行きを宣言した鞖英洙(ペ・ヨンス、29、写真=三星)は、今季6勝8敗1セーブ、防御率4.74の成績を残した。韓国に比べ、レベルの高い日本プロ野球には、名刺を差し出すことすら難しい成績だ。しかし、3年前の今頃、似たような成績で、日本に進出した選手がいる。ヤクルトの林昌勇(イム・チャンヨン)だ。林昌勇は、三星でプレーしていた07年に5勝7敗、防御率4.90の平凡な成績だった。しかし、彼は、日本進出3年目にして超特級抑え投手となり、3年間で10億円以上の大型契約を目前にしている。

2人の共通点はまだある。一時、国内プロ野球を牛耳るエースだったことと、肘の手術後、再起に成功したという点だ。肘の負傷で3年近くさえない成績だった林昌勇は、日本進出と同時に、これ見よがしに全盛期に劣らない球を投げ、人生逆転に成功した。鞖英洙も07年、肘の手術を受けてからというもの、平凡な投手に転落した。昨年は1勝12敗という最悪の不振で「もう終わった」と言われた。しかし、今年後半から球威が戻り始め、ポストシーズンでは前に見せていた印象的なピッチングを披露した。

鞖英洙は、「安定的な人生よりは、胸騒ぐ人生を生きたかった。日本球団の待遇とは関係なく、新しい世界を経験したくて挑戦することだ」と話した。日本球団の立場では、安く来てくれて、うまくやってくれたらいいし、できなくても関係ないからだ。林昌勇も、入団初年度の確定年俸は30万ドル程度だった。シーズン中には、阪神とヤクルトが鞖英洙に関心を持っているという報道が、日本のマスコミで報じられた。



uni@donga.com