Go to contents

ゴルフの賞金王争い、春秋戦国時代

Posted October. 26, 2010 08:38,   

한국어

気温は急激に下がったが、プロゴルフ賞金王に向けられたフィールドの熱気は、さらに熱くなっている。

米女子プロゴルフ(LPGA)ツアーシーズン賞金ランキングでは、1位の申智愛(シン・ジエ=未来アセット)と6位のスーザン・ペターセンとの差は、わずか14万ドル程度。残りの大会は、29日の仁川(インチョン)スカイ72ゴルフ場オーシャンコースで開幕するハナ銀行チャンピオンシップをはじめとする4つ。類のない混戦の様相の中で、大会の度に賞金王が変わりかねない。アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)とロレーナ・オチョア(メキシコ)の引退後、絶大強者がいなくなってから、春秋戦国時代を迎えた影響だ。申智愛は最近、コンディション維持のため、米本土の大会に欠場しているが、ライバルまで成績が振るわず、相変わらず賞金1位の座を守っている珍しい現象まで起きている。

国内唯一のLPGAツアー舞台の今大会には、申智愛と賞金2位の崔羅蓮(チェ・ナヨン)、5位のクリスティ・カー(米国)、6位のペターセンが出場する。3位のヤニ・ツェン(台湾)は中国イベント大会に出場するため、4位の宮里藍(日本)はスケジュール調整ができず、欠場した。申智愛を1万4000ドルの差で追う崔羅蓮は、昨年の優勝に次ぐ、大会2連覇と賞金レース1位の二兎を追う。25日に帰国した崔羅蓮は、「ディフェンディング・チャンピオンというプレッシャーもある。昨年、成績が良かったため、自信を持って最後まで最善を尽くす」と話した。

この大会は、賞金総額180万ドル、優勝賞金27万ドルに達するため、賞金王の勢力図で重要な転換点になるものと見られる。

韓国男子プロゴルフツアーでは当初、予定された大会のスポンサーだった農協がスポンサーを取りやめたため、24日、キム・デヒョン(ハイト)が賞金王を決定付けた。2つの大会を残している韓国女子プロゴルフツアーは、シーズン3勝を上げた賞金トップイ・ボミ(ハイマート)の賞金女王の決定が有力な状況。ただ、イ・ボミが、日本ツアーのクォリファイング・スクール出場のため、残りの大会への出場が難しく、ヤン・スジンとアン・シンエが大詰めで巻き返す余地は残っている。

日本男女プロゴルフツアーでは、金庚泰(キム・ギョンテ)とアン・ソンジュが、史上初の韓国選手賞金王を狙っている。日本男女ツアーではここ20年間、外国選手が賞金王になったことがないため、日本のゴルフ界とマスコミは危機論を打ち出し、自国選手の踏ん張りを促している。アジアツアーでは、盧承烈(ノ・スンヨル)が賞金トップをキープしている。



kjs0123@donga.com