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防衛産業を「輸出産業」に再編へ、政府が発展戦略発表

防衛産業を「輸出産業」に再編へ、政府が発展戦略発表

Posted October. 20, 2010 08:47,   

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国防科学研究所(ADD)の主導の下、韓国軍の兵器需要の充足に力を入れてきた韓国防衛産業に、今後、民間の防衛産業企業を積極的に参加させ、防衛産業を、海外市場をターゲットにした輸出産業に再編するという政府の青写真が発表された。

大統領直属の未来企画委員会は19日、李明博(イ・ミョンバク)大統領にこのような内容を盛り込んだ「国防先進化に向けた産業発展戦略」を報告した。これによると、今後ADDは、△基礎核心技術の開発、△戦略兵器の生産、△秘密(ステルス機能)兵器の生産に力を入れ、戦車や大砲など、相対的に機密性が低い兵器の生産や性能向上は、15年までに段階的に民間企業に移譲する計画だ

また、ADDの役割再調整にともなう防衛産業の輸出支援に向け、国防部と知識経済部が参加する「国防産業発展協議会」が設置される。さらに、「民官軍合同概念チーム」を構成し、軍が出す兵器性能改善要求が、費用対効果の面で適切かどうか事前に調査を行い、ADDの研究開発(R&D)結果に対する国防技術品質院の検証も強化する。

未来企画委は、この計画によって、08年現在65億8000万ドルの防衛産業規模を20年までに100億ドル規模に増大させ、生産に対する輸出の比重も4%から40%に拡大するなど、防衛産業を新たな成長動力にすることができると報告した。この過程で、防衛産業分野の雇用も、現在の2万4000人から5万人ラインに増えるものと未来企画委は見通した。

李大統領は報告を受けた後、「民間の力量が落ちた40年前に設置されたADDが、自ら進化する適正な時期が来た。国防部が考えを変え、民間と交流しながら(防衛産業を)発展させてほしい」と注文した。



srkim@donga.com