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「兵役特例」対象の国際音楽コンクール、123大会から30大会に縮小

「兵役特例」対象の国際音楽コンクール、123大会から30大会に縮小

Posted October. 11, 2010 04:02,   

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音楽家らが上位に入賞する場合、兵役特例を認める国際音楽コンクールが大幅に減る。

10日、国会・国防委員会所属の未来希望連帯の宋永仙(ソン・ヨンソン)議員が兵務庁から提供された資料によると、現在は123もの国際大会が兵役特例対象だが、来年1月からは30個に減る。兵務庁は今年8月、このような内容で兵務庁訓令を改正した。30の特例対象大会のリストは、文化体育観光部が推薦したという。

兵役法第26条第1項は、兵務庁長が指定した「国際大会で2位以上」と「国内大会1位以上」の入賞者に対し、34ヵ月間の公益勤務要員の身分で、芸術活動を続けることができるよう、特例を設けている。兵務庁はこれまで、「ユネスコ傘下の国際音楽コンクール世界連盟に加盟した大会」のほとんどである123大会を恩恵対象に指定してきたが、体育界や舞踊、演劇界などとの公平性を巡る議論が持ち上がり、今回、これを調整することになった。

一方、国内で開かれる国際大会の場合、従来のソウル国際音楽コンクールや尹伊桑(ユンイサン)コンクールは今後も、兵役特例対象であり、済州(チェジュ)国際管楽コンクールが追加された。

文化部・公演伝統芸術課のチェ・ミョンジン事務官は、東亜(トンア)日報との電話取材に対し、「特例対象から外される90あまりの国際大会はこれまで、韓国音楽家の参加や入賞実績がほとんどなかった」と話した。

宋議員は、「10年8月現在、兵役特例を受けている芸術家は、音楽=15人、舞踊=23人、国楽=18人と、計56人なのに比べ、体育関係者はオリンピック3位以上の入賞者やアジア大会1位に対し特例を与え、該当者は38人に過ぎない」とし、「兵務庁の決定を歓迎する」と明らかにした。

金大鎭(キム・デジン)韓国芸術総合学校教授(ピアノ・指揮)は、「若い音楽家らは芸術の魂の成熟を図るよりは、特定の有名コンクールだけに的を絞って、集中的に練習させる副作用を生むことになるだろう」と懸念した。



polaris@donga.com