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韓中首脳、「北朝鮮非核化に向けて協力強化」で一致

韓中首脳、「北朝鮮非核化に向けて協力強化」で一致

Posted October. 06, 2010 07:57,   

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アジア欧州首脳会議(ASEM)の出席のため、ベルギーを訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領は5日(現地時間)午前、ブリュッセル市内のベルギー王宮で、中国の温家宝首席と首脳会談を行い、韓半島の平和と安定、北朝鮮の非核化に向けて意思疎通と協力を強化していくことで一致した。両首脳の会談は今回で5回目。

李大統領は会談で、6者協議に関連し「核問題の解決実現を前提に開催しなければならない」と強調した。温首席は、「韓半島の平和と安定に向け、中国が建設的な役割を続けていく」と答えた。

李大統領は、温首席と日本の菅直人首席が前日の首脳会談で、日中関係の改善に向け、努力することで意見が一致したことを高く評価し、今月末にベトナムで開かれる「東南アジア諸国連合(ASEAN)+3(韓中日)」会合で、韓中日首脳会談を提案した。温首席は、これに対し、肯定的な態度を示した。

さらに、李大統領は、11月のソウルG20サミット開催の成功に向け、中国の協力を要請した。また、G20サミットと同時に開かれる「ビジネス・サミット(B20)」に関心を求めた。

両首脳は、韓中戦略的協力パートナー関係の発展に対し、満足を示し、両国関係が相互理解と尊重を土台に発展を続けていくという点で認識が一致した。また、韓中自由貿易協定(FTA)など、5月の温首席の訪韓で、両国が協議した実質協力増進案についても意見交換した。両国は、15年までに貿易規模を3000億ドル水準に拡大する計画だ。

李大統領はこれに先立ち、ドイツのメルケル首席とも、両国間の協力増進案について話し合った。特に、李大統領は、国際通貨基金(IMF)改革に、ドイツのリーダーシップ発揮を要請した。両首脳は、今年で20周年を迎えたドイツ統一の経験を共有することでも合意した。

李大統領は同日午後には、ベルギーのイブ・レテルム首相と首脳会談を行い、両国の貿易と投資をより一層増進していくことで一致した。また、李大統領は、アルベール2世ベルギー国王が主催した晩餐に出席した。



yongari@donga.com