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姜基甲議員の業務妨害、控訴審では有罪

Posted September. 18, 2010 08:51,   

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ソウル南部地方裁判所第2刑事部(部長判事=パク・デジュン)は17日、国会で座り込み中だった民主労働党の党幹部を強制解散させることに対し抗議して暴力を行使し、国会業務を妨害した疑い(公務執行妨害など)で起訴された民主労働党の姜基甲(カン・ギガプ)議員(写真)に対する控訴審で、無罪を宣告した1審を覆して罰金300万ウォンを宣告した。姜議員は早速上告する考えを示した。

国会議員は公職選挙法でない法律を違反した際は、禁錮以上の刑が確定されない限り議員職を失わないため、今回の有罪判決が姜議員の議員職には影響しない。

裁判部は、「国会警衛による垂れ幕の撤去は適法な職務執行であり、防護員の胸ぐらを掴んで揺さ振ったのは暴行で、職務執行を妨害したことに当たる」とし、「国会事務総長室でサイドテーブルを倒したのも故意がなかったとは見られない」と述べた。さらに、「姜議員は少数政党の代表として違法な公権力の行使に抗議した正当防衛だと主張しているが、姜議員が行使した暴行の度合いが社会通念上許容される範囲を越えていると判断され、正式の手続きを経て抗議の意思を示すことができた」と付け加えた。ただ、「損傷されたものの価値や相手への傷害、被害の程度が大きくなく、国民向けの謝罪を通じて不適切な行動を謝罪した点を考慮した」と、罰金刑宣告の理由を説明した。

しかし、事務総長室へ押し入った行為に対しては、「姜議員が興奮した状態で事務室へ入ったのは事実だが、最初から暴力を行使するための目的ではなかった」とし、1審と同じく無罪を宣告した。また、会議中だった国会議長室の前で大声で叫び、公務を妨害した疑いに対しても無罪を言い渡した。

姜議員は宣告直後、「裁判部の決定を受け入れられない」とし、「直に上告する」と話した。

姜議員は昨年1月、メディア関連法の処理に反対して国会で座り込みを行っていたところ、国会議長が国会警衛などを動員して民主労働党の党幹部らを解散させると、国会事務総長室へ行って什器を倒した疑い(公務執行妨害・共用物件損傷)などで起訴された。



takeoff@donga.com