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「ソ・ニョ・シ・デ!」日本列島に第3世代の韓流上陸

「ソ・ニョ・シ・デ!」日本列島に第3世代の韓流上陸

Posted September. 04, 2010 08:58,   

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「衝撃的な日本上陸」

日本のスポーツ報知紙が、韓国のガールグループ「少女時代(ソニョシデ)の最近日本での公演を、このように表現した。

韓国のガールグループが日本を襲っている。9人組の少女時代が9月初めの日本での本格デビューを控え、先月25日、東京お台場の有明コロッセウムで行った延べ3回の公演に、計2万2000人が殺到した。テレビカメラだけでも16台が設置されるなど、韓国や日本はもとより、香港メディアも大きな関心を示した。

ファンらは、少女時代のシンボルカラーであるピンクのペンライトを振りながら、「ソニョシデ」(少女時代の日本式発音)を連発し、コロッセウムを揺さぶった。NHKが9時ニュースのオープニングとして紹介するほどの大ヒットだった。ほとんどのスポーツ新聞はもちろんのこと、様々な総合誌も少女時代の進出を我先に伝えた。

スポーツ報知は、「9人が並んで、白いショートパンツを履き、すらりとした18の足を自慢するファンションの上、人形のように同時に動くダンスで、40分間、舞台を虜にした」と言い、「特に、女子中高校生らは公演の間中、悲鳴を上げながら熱狂した」と紹介した。日刊スポーツは、「全てが完璧だった。感激して泣いてしまった。もともと、東方神起(トンバンシンギ)のファンだが、その時からKポップ(韓国の大衆音楽)に嵌った」という一人の女子高生の反応を伝えた。

韓国のガールグループの日本への進出は、00年代初頭の「冬のソナタ」などの韓流ドラマや、2、3年前からブームを引き起こした東方神起などの男性アイドルグループに次ぐ第3世代の韓流ブームだという評価を受けている。その間、ファン層は中年女性からより若い女性に広がり、今度は10代や20代の若者層へと拡大される様子を見せている。

ガールグループの日本進出はカラやフォー・ミニッツが先だった。5人組のカラは今年2月、東京赤坂で有料のライブ公演を行った。先月11日、日本語版のシングル「ミスター」で公式デビューしたカラは、デビュー第1週で、日本の代表的な音楽ランキング「オリコンチャート」で5位につけられ、アジアの女性グループとしては史上最高の成績を記録した。

3月は、5人組のフォーミニッツが東京の若者の名所である渋谷での初公演を成功裏に済ませ、5月は韓国でもヒットしたシングル「Muzik」の日本語版を発売し、ブームが続いている。日本経済新聞のオンライン版は、「日本のガールグループのかわいいビジュアルからは想像すらできないほどの圧倒的なパフォーマンスや歌唱力が目立っている。ビジュアルとダンスを兼ねているため、若い女性ファンの共感を得て、従来の韓流ファンに加え、支持層の拡大が期待される」という専門家の評を紹介した。

続いて登場した少女時代について、スポーツ報知紙は、「昨年、韓国のテレビチャートで9週間連続で1位という新記録を樹立し、台湾やタイ、フィリピンでも1位につけられたのに続き、中国ツアーも行ったアジア最高のグループだ」とし、「ファンらが待っていた少女時代がいよいよ、日本に来た」と喜んだ。日刊スポーツは、「韓国のガールグループの本物の主人公である少女時代が、日本のグループとは外観やファン層が全く異なるアイドルの新ジャンルを開拓している」と主張した。

日本のメディアは、韓国のガールグループはキャラクターを重んじる男性グループとは異なって、ビジュアルや音楽性、ファッションなどで、同世代のファンの憧れの的となっていると評した。また、「好きな日本のアーティストは誰か」という質問に対し、「中島美嘉、安室奈美恵、宇多田光」とすらすら答えるフォー・ミニッツのメンバー、ジユンを例に挙げながら、「日本市場で成功するために、相当研究した様子が伺える」と分析した。

慎重な見方もある。週間アエラの韓国大衆文化担当の小北鋻人記者は、「韓流が日本の10代や20代の若い世代へと拡大されるのは大変前向きなことだが、韓国のガールグループの人気振りは、企画会社によるマーケティング効果によるものだということも見過ごせない」と話した。



jkmas@donga.com changkim@donga.com